2023/07/05 16:24
教育・研究エンジニア
<本研究のポイント>
・O-GlcNAc型糖鎖修飾は蛋白質の機能を制御する重要な翻訳後修飾の一つである。
・O-GlcNAc型糖鎖転移酵素(OGT)の局在は蛋白質脱リン酸化酵素(PP2A)の阻害により変化した。
・OGTとPP2Aの相互作用は栄養やインスリンシグナルに関わる分子機構を制御すると考えられる。
◆概 要
マダ大学(インドネシア・ジョグジャカルタ市)を中心とする国際共同研究グループは、蛋白質翻訳後修飾に重要な蛋白質脱リン酸化酵素(PP2A)とO-GlcNAc転移酵素の相互調節機構について解析しました。
O-GlcNAc転移酵素(OGT)は通常は核内に存在し、核内蛋白質の糖鎖修飾を行っています。骨芽細胞においてPP2A阻害剤処理により、OGTは核内から核外へと移行しました。
本成果は、蛋白質脱リン酸化酵素による蛋白質翻訳後修飾の新たな調節機構を解明するものであり、本学からは学術研究院医歯薬学域(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 口腔形態学分野)の岡村裕彦教授と同大学博士3年生のHeriati Sitosari大学院生らが参画し、科学雑誌「Biochimcal and Biophysical Research Communications」に掲載されました。
本研究は、「生理的現象における蛋白質翻訳後修飾の調節メカニズム」の重要性と複雑性を改めて示す科学的根拠として注目されます。
本プレスリリースは、2023年6月28日 に開催された岡山大学6月定例記者会見で公開されました。
◆研究者らからひとこと
蛋白質の翻訳後修飾、特にリン酸化と糖鎖修飾の相互作用については、未知の点が多く、今後も解明を続けます!
◆論文情報
論文名:Inhibition of protein phosphatase 2A by okadaic acid induces translocation of nucleocytoplasmic O-GlcNAc transferase
掲載誌:Biochimcal and Biophysical Research Communications
著者:Sitosari H, Morimoto I, Weng Y, Zheng Y, Fukuhara Y, Ikegame M, Okamura H.
DOI:10.1016/j.bbrc.2023.01.033.
URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0006291X23000645?via=ihub
◆詳しい研究内容について
蛋白質脱リン酸化酵素によるO-GlcNAc転移酵素の新たな制御機構を解明
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r5/press20230628-8.pdf
◆参 考
・岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(歯)口腔形態学分野
https://hiro-okamura.wixsite.com/lab-oralmorphology
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学歯学部
https://www.okayama-u.ac.jp/user/dent/
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 口腔形態学分野)教授 岡村裕彦
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
TEL:
FAX:
https://hiro-okamura.wixsite.com/lab-oralmorphology
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):
岡山大学Image Movie (YouTube):
「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年7月 期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001510.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学である岡山大学にご期待ください
・O-GlcNAc型糖鎖修飾は蛋白質の機能を制御する重要な翻訳後修飾の一つである。
・O-GlcNAc型糖鎖転移酵素(OGT)の局在は蛋白質脱リン酸化酵素(PP2A)の阻害により変化した。
・OGTとPP2Aの相互作用は栄養やインスリンシグナルに関わる分子機構を制御すると考えられる。
◆概 要
マダ大学(インドネシア・ジョグジャカルタ市)を中心とする国際共同研究グループは、蛋白質翻訳後修飾に重要な蛋白質脱リン酸化酵素(PP2A)とO-GlcNAc転移酵素の相互調節機構について解析しました。
O-GlcNAc転移酵素(OGT)は通常は核内に存在し、核内蛋白質の糖鎖修飾を行っています。骨芽細胞においてPP2A阻害剤処理により、OGTは核内から核外へと移行しました。
本成果は、蛋白質脱リン酸化酵素による蛋白質翻訳後修飾の新たな調節機構を解明するものであり、本学からは学術研究院医歯薬学域(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 口腔形態学分野)の岡村裕彦教授と同大学博士3年生のHeriati Sitosari大学院生らが参画し、科学雑誌「Biochimcal and Biophysical Research Communications」に掲載されました。
本研究は、「生理的現象における蛋白質翻訳後修飾の調節メカニズム」の重要性と複雑性を改めて示す科学的根拠として注目されます。
本プレスリリースは、2023年6月28日 に開催された岡山大学6月定例記者会見で公開されました。
◆研究者らからひとこと
蛋白質の翻訳後修飾、特にリン酸化と糖鎖修飾の相互作用については、未知の点が多く、今後も解明を続けます!
◆論文情報
論文名:Inhibition of protein phosphatase 2A by okadaic acid induces translocation of nucleocytoplasmic O-GlcNAc transferase
掲載誌:Biochimcal and Biophysical Research Communications
著者:Sitosari H, Morimoto I, Weng Y, Zheng Y, Fukuhara Y, Ikegame M, Okamura H.
DOI:10.1016/j.bbrc.2023.01.033.
URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0006291X23000645?via=ihub
◆詳しい研究内容について
蛋白質脱リン酸化酵素によるO-GlcNAc転移酵素の新たな制御機構を解明
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r5/press20230628-8.pdf
◆参 考
・岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(歯)口腔形態学分野
https://hiro-okamura.wixsite.com/lab-oralmorphology
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学歯学部
https://www.okayama-u.ac.jp/user/dent/
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 口腔形態学分野)教授 岡村裕彦
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
TEL:
FAX:
https://hiro-okamura.wixsite.com/lab-oralmorphology
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):
岡山大学Image Movie (YouTube):
「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年7月 期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001510.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学である岡山大学にご期待ください