2023/05/27 08:23
医療機関
<発表のポイント>
・睡眠中の歯ぎしりは「歯が欠ける」「歯周病が悪化しやすくなる」「顎の関節が痛くなる」などの悪影響を及ぼすことがあります。
・睡眠中に歯ぎしりをする大学生は、歯ぎしりをしない大学生と比較して、食物繊維の摂取量が少ないことを明らかにしました。
・今後の研究によって、食物繊維の摂取で、睡眠中の歯ぎしりを減少できることが期待されます。
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)学術研究院医歯薬学域(歯)の外山直樹助教、江國大輔准教授、森田学教授(当時)およびノートルダム清心女子大学食品栄養学科の長濱統彦教授、小見山百絵准教授、山下美保准教授らの研究グループは、睡眠中に歯ぎしりをする大学生は食物繊維の摂取量が少ない傾向にあることを明らかにしました。
睡眠中の歯ぎしりは口の健康に重大な悪影響を及ぼすことがあり、その対処はマウスピースによる歯の保護などが主流になっています。しかし、歯ぎしり自体を減らす根本的な治療法は見つかっていません。本研究結果は、睡眠中の歯ぎしりの新たな対処法の提案になるだけでなく、食物繊維摂取量改善にも寄与する可能性があります。
本研究は2023年3月31日 にスイスの学術誌「Journal of Clinical Medicine」のオンライン版に掲載されました。
今後は食物繊維を摂取することで本当に睡眠中の歯ぎしりが減るのか検証していく必要があります。
なお本プレスリリースは、2023年5月24日 に開催された「岡山大学2023年5月 定例記者会見」において、ノートルダム清心女子大学との共同プレスリリースとして公開されました。
◆外山直樹助教からのひとこと
最近は乳酸菌の応用に代表されるように、質の高い睡眠をとることが大きなトピックになりつつあり、睡眠市場も拡大しています。本研究は新たな視点から睡眠の改善の可能性を示唆するものです。
今後は食物繊維を摂取することで睡眠に良い影響を及ぼすかについて、検証していきたいと思います。
◆論文情報
論 文 名:Nutrients Associated with Sleep Bruxism
掲 載 紙:Journal of Clinical Medicine
著 者:Toyama Naoki, Daisuke Ekuni, Daiki Fukuhara, Nanami Sawada, Miho Yamashita, Momoe Komiyama, Takahiko Nagahama, and Manabu Morita
D O I:10.3390/jcm12072623
U R L:https://www.mdpi.com/2077-0383/12/7/2623
◆研究資金
本研究は、日本学術振興会科学研究費の支援を受けて実施しました(JP 20K18805)
◆詳しいプレスリリースについて
睡眠中の歯ぎしりは食物繊維摂取量と関連している可能性を世界で初めて発見
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r5/press20230524-2.pdf
◆参 考
・岡山大学 歯学部
https://www.okayama-u.ac.jp/user/dent/
・岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(歯)予防歯科学分野
http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~preventive_dentistry/top.html
・岡山大学病院 予防歯科部門
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index159.html
◆参考情報
・【岡山大学】歯周病は遺伝子の個人差より特定の細菌の存在がリスクになることを明らかに
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000220.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(歯)予防歯科学分野 准教授 江國大輔
〒700-8525 岡山県岡山市北区鹿田町2丁目5番1号 岡山大学鹿田キャンパス
TEL:
FAX:
http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~preventive_dentistry/top.html
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学Image Movie (YouTube):
岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学である岡山大学にご期待ください
・睡眠中の歯ぎしりは「歯が欠ける」「歯周病が悪化しやすくなる」「顎の関節が痛くなる」などの悪影響を及ぼすことがあります。
・睡眠中に歯ぎしりをする大学生は、歯ぎしりをしない大学生と比較して、食物繊維の摂取量が少ないことを明らかにしました。
・今後の研究によって、食物繊維の摂取で、睡眠中の歯ぎしりを減少できることが期待されます。
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)学術研究院医歯薬学域(歯)の外山直樹助教、江國大輔准教授、森田学教授(当時)およびノートルダム清心女子大学食品栄養学科の長濱統彦教授、小見山百絵准教授、山下美保准教授らの研究グループは、睡眠中に歯ぎしりをする大学生は食物繊維の摂取量が少ない傾向にあることを明らかにしました。
睡眠中の歯ぎしりは口の健康に重大な悪影響を及ぼすことがあり、その対処はマウスピースによる歯の保護などが主流になっています。しかし、歯ぎしり自体を減らす根本的な治療法は見つかっていません。本研究結果は、睡眠中の歯ぎしりの新たな対処法の提案になるだけでなく、食物繊維摂取量改善にも寄与する可能性があります。
本研究は2023年3月31日 にスイスの学術誌「Journal of Clinical Medicine」のオンライン版に掲載されました。
今後は食物繊維を摂取することで本当に睡眠中の歯ぎしりが減るのか検証していく必要があります。
なお本プレスリリースは、2023年5月24日 に開催された「岡山大学2023年5月 定例記者会見」において、ノートルダム清心女子大学との共同プレスリリースとして公開されました。
◆外山直樹助教からのひとこと
最近は乳酸菌の応用に代表されるように、質の高い睡眠をとることが大きなトピックになりつつあり、睡眠市場も拡大しています。本研究は新たな視点から睡眠の改善の可能性を示唆するものです。
今後は食物繊維を摂取することで睡眠に良い影響を及ぼすかについて、検証していきたいと思います。
◆論文情報
論 文 名:Nutrients Associated with Sleep Bruxism
掲 載 紙:Journal of Clinical Medicine
著 者:Toyama Naoki, Daisuke Ekuni, Daiki Fukuhara, Nanami Sawada, Miho Yamashita, Momoe Komiyama, Takahiko Nagahama, and Manabu Morita
D O I:10.3390/jcm12072623
U R L:https://www.mdpi.com/2077-0383/12/7/2623
◆研究資金
本研究は、日本学術振興会科学研究費の支援を受けて実施しました(JP 20K18805)
◆詳しいプレスリリースについて
睡眠中の歯ぎしりは食物繊維摂取量と関連している可能性を世界で初めて発見
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r5/press20230524-2.pdf
◆参 考
・岡山大学 歯学部
https://www.okayama-u.ac.jp/user/dent/
・岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(歯)予防歯科学分野
http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~preventive_dentistry/top.html
・岡山大学病院 予防歯科部門
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index159.html
◆参考情報
・【岡山大学】歯周病は遺伝子の個人差より特定の細菌の存在がリスクになることを明らかに
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000220.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(歯)予防歯科学分野 准教授 江國大輔
〒700-8525 岡山県岡山市北区鹿田町2丁目5番1号 岡山大学鹿田キャンパス
TEL:
FAX:
http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~preventive_dentistry/top.html
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学Image Movie (YouTube):
岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学である岡山大学にご期待ください