2023/02/23 21:34
外食・接客
株式会社エル・コーポレーション(所在地:東京都港区、代表取締役社長:小川智寛)が運営する東京・麻布十番「エルブランシュ」では、従来のブルゴーニュワイン・ペアリングプランに加え、日本ワインとフランス料理を楽しむ「日本ワイン・ペアリングプラン」を2023年4月1日 よりスタートします。
新プラン提案の背景
「フランス料理にはフランスワイン」が今までの常識でした。
麻布十番エルブランシュでも、乾杯のシャンパンからはじまり、料理にあわせてブルゴーニュ・ワインを一皿一皿ペアリングしたプランをご用意してきました。
しかし昨今、日本におけるブルゴーニュワインは10年前と比べて2倍以上になり、さらに品薄状態により、いままで通りの価格で提供することが難しくなってきました。
こうした状況を踏まえて「麻布十番エルブランシュ」では、クラシカルとモダンを掛け合わせたフランス料理に、日本ワインに特化したペアリングプランを4月1日 から提供開始します。
麻布十番で楽しめる日本ワインとフランス料理のペアリング
まず乾杯から始まり、冷前菜にはすっきりとした甲州種を、温前菜には酸味が柔らかくコクのある白ワイン、もしくは華やかな香りのロゼワインを、メイン料理にはエレガントで料理を引き立たせる赤ワインを、その日の料理内容にあわせてご用意します。
当レストランでは今後も日本ワインや食材を使って、その土地の魅力や認知度向上に向けて、様々な取り組みを進めていく予定です。
日本ワインペアリングプラン
2023年4月1日 より
コース料理(5皿)× 乾杯シャンパン+日本ワイン3杯 各100ml 19,800円
※料理・ワインの内容はその都度変わります。
ソムリエ・小川雅之コメント
「フランス料理の技法を使いつつも、滋味深い味わいの料理の構成、それにあわせた料理に寄り添う日本ワインのペアリングを楽しんでいただきたい。
そしてこんなに素晴らしいワインが日本にたくさんあるということを皆様に知っていただき、ほんの少しでも日本の農業を支える手助けになればと期待しています。」
<参考>
・ブルゴーニュワイン高騰の背景
その理由は複数ありますが、その一つにLVMHなどのコンゴロマリットの参入があります。
最近ではファッション業界の帝王フランソワ・ピノーがブルゴーニュの特級畑クロ・ド・タールを日本円に換算すると約300億円で購入したことがフランスでもニュースになりました。
クロ・ド・タールの面積が7.53haなので、経費などを差し引いても1haあたり30億円にもなり、その購入費はもちろんワインの価格に反映します。
こうなると、その周りの畑も地価が跳ね上がり、結果、全体的にブルゴーニュ・ワインが値上がりする要因のひとつとなっています。
生産者としても価格があがるのがけっして良いことだとは思っていません。
なぜなら、畑(土地)の価格が上がるということは固定資産税も上がり、それは子供へ相続するときの相続税があがるからです。
フランスのデカンター誌でのインタビューによると、ブルゴーニュの生産者ステファン・マニャンは
「税金対策のためにばかげた価格でワインを販売することを望まない小規模生産者にとって、相続税は本当に頭を悩ます種になっている」
とし、さらにドメーヌ・A・Fグロのカロリーヌ・パラン・グロは
「ブルゴーニュの土地にかかるコストは急激に高騰してしまい、今ではもう収益性云々の話ではなくなっている。今日ブドウ畑を所有することは、生産的な資産というより芸術作品を所有しているのに近い。我々の懸念は、数年のうちに土地を維持し続けることが困難になった家族経営のドメーヌが、それまで何代にも渡って受け継いできたものであるにも関わらず、畑を巨大なファイナンシャルグループに売らざるを得なくなることだ」
とコメントしています。
注目される日本ワイン
それと同時に、その繊細な味わいと親しみやすさ、食事との相性のよさから、今では世界に注目されつつあります。
新しいワインのトレンドとして興味のあるものを調査すると、「日本ワイン」が56.5%と回答されました。とくに40代が最も高い結果となりました。
(出典:株式会社エノテカ「ワインに対する消費動向」)
日本ワインは、多くの研究者や生産者が技術を向上させるために努力したり、海外で得た知識を国内に持ち帰って醸造に取り入れたりしたことによって、品質が向上しています。
特に近年のヘルシー志向に基づいた世界的な和食ブームを背景に、食事と相性の良い日本ワインにもスポットが当てられるようになりました。
最近では「料理とお酒のペアリング」への関心も高まってきており、日本で提供される料理に、日本で造られるワインを選ぶことへの需要が、今後増えていくのではないかと考えています。
新プラン提案の背景
「フランス料理にはフランスワイン」が今までの常識でした。
麻布十番エルブランシュでも、乾杯のシャンパンからはじまり、料理にあわせてブルゴーニュ・ワインを一皿一皿ペアリングしたプランをご用意してきました。
しかし昨今、日本におけるブルゴーニュワインは10年前と比べて2倍以上になり、さらに品薄状態により、いままで通りの価格で提供することが難しくなってきました。
こうした状況を踏まえて「麻布十番エルブランシュ」では、クラシカルとモダンを掛け合わせたフランス料理に、日本ワインに特化したペアリングプランを4月1日 から提供開始します。
麻布十番で楽しめる日本ワインとフランス料理のペアリング
まず乾杯から始まり、冷前菜にはすっきりとした甲州種を、温前菜には酸味が柔らかくコクのある白ワイン、もしくは華やかな香りのロゼワインを、メイン料理にはエレガントで料理を引き立たせる赤ワインを、その日の料理内容にあわせてご用意します。
当レストランでは今後も日本ワインや食材を使って、その土地の魅力や認知度向上に向けて、様々な取り組みを進めていく予定です。
日本ワインペアリングプラン
2023年4月1日 より
コース料理(5皿)× 乾杯シャンパン+日本ワイン3杯 各100ml 19,800円
※料理・ワインの内容はその都度変わります。
ソムリエ・小川雅之コメント
「フランス料理の技法を使いつつも、滋味深い味わいの料理の構成、それにあわせた料理に寄り添う日本ワインのペアリングを楽しんでいただきたい。
そしてこんなに素晴らしいワインが日本にたくさんあるということを皆様に知っていただき、ほんの少しでも日本の農業を支える手助けになればと期待しています。」
<参考>
・ブルゴーニュワイン高騰の背景
その理由は複数ありますが、その一つにLVMHなどのコンゴロマリットの参入があります。
最近ではファッション業界の帝王フランソワ・ピノーがブルゴーニュの特級畑クロ・ド・タールを日本円に換算すると約300億円で購入したことがフランスでもニュースになりました。
クロ・ド・タールの面積が7.53haなので、経費などを差し引いても1haあたり30億円にもなり、その購入費はもちろんワインの価格に反映します。
こうなると、その周りの畑も地価が跳ね上がり、結果、全体的にブルゴーニュ・ワインが値上がりする要因のひとつとなっています。
生産者としても価格があがるのがけっして良いことだとは思っていません。
なぜなら、畑(土地)の価格が上がるということは固定資産税も上がり、それは子供へ相続するときの相続税があがるからです。
フランスのデカンター誌でのインタビューによると、ブルゴーニュの生産者ステファン・マニャンは
「税金対策のためにばかげた価格でワインを販売することを望まない小規模生産者にとって、相続税は本当に頭を悩ます種になっている」
とし、さらにドメーヌ・A・Fグロのカロリーヌ・パラン・グロは
「ブルゴーニュの土地にかかるコストは急激に高騰してしまい、今ではもう収益性云々の話ではなくなっている。今日ブドウ畑を所有することは、生産的な資産というより芸術作品を所有しているのに近い。我々の懸念は、数年のうちに土地を維持し続けることが困難になった家族経営のドメーヌが、それまで何代にも渡って受け継いできたものであるにも関わらず、畑を巨大なファイナンシャルグループに売らざるを得なくなることだ」
とコメントしています。
注目される日本ワイン
それと同時に、その繊細な味わいと親しみやすさ、食事との相性のよさから、今では世界に注目されつつあります。
新しいワインのトレンドとして興味のあるものを調査すると、「日本ワイン」が56.5%と回答されました。とくに40代が最も高い結果となりました。
(出典:株式会社エノテカ「ワインに対する消費動向」)
日本ワインは、多くの研究者や生産者が技術を向上させるために努力したり、海外で得た知識を国内に持ち帰って醸造に取り入れたりしたことによって、品質が向上しています。
特に近年のヘルシー志向に基づいた世界的な和食ブームを背景に、食事と相性の良い日本ワインにもスポットが当てられるようになりました。
最近では「料理とお酒のペアリング」への関心も高まってきており、日本で提供される料理に、日本で造られるワインを選ぶことへの需要が、今後増えていくのではないかと考えています。