2023年01月11日(水)  

香港特別行政区政府(HKSAR)と香港貿易発展局(HKTDC)が主催する第16回「アジア金融フォーラム(AFF)」は、2023年1月11日  より香港コンベンション&エキシビションセンター(HKCEC)で、ハイブリッド形式で2日間に亘り開催します。同フォーラムは、約3年ぶりに大幅な規制緩和が進み、中国本土をはじめとする世界との往来が再開された香港における、2023年最初の大規模ビジネス交流イベントです。世界有数の国際金融ハブ香港を舞台に、150名以上の国際金融・ビジネス界で最も影響力のある金融リーダーや投資家、経済学者や各国政府機関の代表者が一堂に会します。アジアとその先に広がるダイナミックな市場への展開、その最新動向について活発な議論を展開します。

本会議では、「加速するトランスフォメーション:インパクト・インクルージョン・イノベーション(Accelerating Transformation: Impact ∙ Inclusion ∙ Innovation)」をテーマに、世界経済情勢を総合的に分析します。40以上のパネルディスカッションやワークショップを通して、持続可能な開発のための多国間協力、ネット・ゼロエミッションなどのテーマについて業界リーダーや有識者が見識を披露します。気候変動、健康政策、環境保護、エネルギーや食糧といった国際金融に関連する社会課題や、Web3.0やメタバースなどのフィンテックの急速な発展による新しい経済モデルについて、幅広い最新トレンドについても議論を展開します。基調講演では、前国連事務総長、前ニュージーランド首相、前国連気候変動枠組条約事務局長など著名な国際的リーダーが基調講演を行います。


第8代国連事務総長 潘基文(パン・ギムン)氏 
潘基文氏は、2007年から2016年にかけて国連事務総長を務めました。在任中、
気候変動や経済の激変、パンデミックや食糧・エネルギー危機など、世界的課題への対応に注力しました。フォーラム初日(1月11日  )の基調講演では、グローバルな課題への対応と多国間協力による持続可能な開発の推進について、その見識を披露します。

ニュージーランド元首相および前国連開発計画(UNDP)総裁 ヘレン・クラーク氏
ヘレン・クラーク氏は、1999年から2008年までニュージーランドの首相を務めました。国際、経済、社会、文化の各分野で、政策立案やアドボカシー活動に幅広く従事したクラーク氏は、フォーラム2日目(1月12日  )に「平等と多様性」をテーマとした基調講演を行います。


Global Optimism共同設立者・国連前気候変動枠組条約第4代事務局長 
クリスティアナ・フィゲレス氏
気候変動対策を促進するリーダーとして広く知られるクリスティアナ・フィゲレス氏は、2010年から2016年まで国連気候変動枠組条約の事務局長を務めました。2015年のパリ協定を共同で実現するために、気候変動に関する取り組みを積極的に訴えました。フォーラム2日目(1月12日  )で、気候変動対策とネットゼロ政策の最新動向について、講演を行います。


日本からは、三井住友フィナンシャルグループおよび三井住友銀行の國部毅取締役会長は、パネル・ディスカッション「世界経済の見通し」、大和総研の中曽宏理事長が「Global Spectrum: Fintech Unlimited どこでも、誰でも、すべてを」、日本銀行の上原博人参事役が「中央銀行による政策対話」、ソフトバンク傘下の日本コンピュータビジョン株式会社(JCV)のアンドリュー・シュワベッカー代表取締役社長は「Fireside Chat:―ベンチャーキャピタルの行先」に登壇します。

数多くの世界的業界リーダーが、グローバル金融の現状、地域包括的経済連携(RCEP)や広東・香港・澳門大湾区(GBA)市場の機会、資産管理、ESGとグリーンファイナンス、スタートアップ、フードテック、インパクト投資、マクロ経済トレンドおよび市場機会について洞察を共有します。

注目の登壇者:
HSBCホールディングスグループ マーク・タッカー会長
英銀スタンダードチャータードグループ ホセ・ビニャルス会長
インドネシア投資庁 リダ・ウィラクスマ取締役会会長
中国銀行 リュー・ジン総裁
アムンディ ヴァレリー・ボードソンCEO
ビスタ・エクイティ・パートナーズ ロバート F. スミス会長兼CEO

■AFFの登壇者:https://www.asianfinancialforum.com/conference/aff/en/programme
■プログラム詳細: https://www.asianfinancialforum.com/conference/aff/en/speaker

中国本土、オーストラリア、カナダ、ドイツ、韓国、サウジアラビア、シンガポール、アラブ首長国連邦から17のビジネス代表団、200人以上の代表者が出席を予定しています。世界国際金融センター連盟、北京金融局、天津市商務委員会、深セン金融局、在タイ香港総商会、ドバイ商会などが率いる代表団も参加します。

ビジネスチャンス創出 「AFF ディール・フロー・マッチメイキング・セッション」
投資家とプロジェクトオーナー、潜在的なビジネスパートナーとのコラボレーションを促進するディール・フロー・マッ チメイキング・セッションは、最初の2日間(1月11日  、12日)はフォーラム会場でリアル開催、1月17日  まではオンラインのハイブリッド形式で開催します。対象となる投資プロジェクトは、、デジタル技術・メディア、ヘルステック、教育、インフラ、不動産サービスを含みます。

120以上の出展者が新技術や投資機会を紹介
現地の会場およびオンラインには、120以上の金融機関、ハイテク企業、新興企業、投資機関が集まり、Fintech Showcase、InnoVenture Salon、FintechHK Startup Salon、Global Investment Zoneさまざまな革新的技術を紹介します。PwC、スタンダードチャータード銀行、中国銀行、HSBC、UBS、中国国際資本公司、華泰国際、香港証券取引所、サイバーポートなどが出展します。

本会議を通して、香港の中国本土と国際市場の橋渡し役であるスーパーコネクターとしての役割、香港が活気溢れる国際ビジネス都市であることが再びアピールされる契機になると期待されています。


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香港貿易発展局

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