2022/12/18 21:15
その他
妊娠・出産期の女性への情報提供を手掛けるママの参考書サイト編集部は、2022年11月20日 ~11月29日 の期間において新型出生前診断(NIPT)に関する独自アンケートを実施しました。
ママの参考書
https://kawara-heart-clinic.jp/
【新型出生前診断(NIPT)とは】
NIPT(non-invasive prenatal genetic testing)は2013年に日本に導入され、「新型出生前診断(以下、NIPT検査)」として認知され始めました。様々な名称があり、日本産科婦人科学会では「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」、 NIPTコンソーシアムでは「母体血胎児染色体検査」「無侵襲的出生前遺伝学的検査」と呼ばれています。
【受診の検討状況】
本国のNIPT検査導入から間もなく10年を迎えるにあたり、「検査の今」を知るべく当サイト編集部が363名の妊娠歴のある女性にアンケートを行いました。その結果、9.1%の方がNIPT検査を「受診した」と回答しました。「受診しようと考えたが、受診していない」と回答した27.0%と合わせると実に3割以上の方が受診について前向きに検討していた、という結果が明らかになりました。
ご回答いただいた方のお声を一部掲載いたします。
・「受診した」と答えた方の回答
・高齢妊娠だったため、染色体異常の子どもが産まれる可能性が上がったので受けました。羊水検査でも良いかもしれませんが早めに知りたかったのと、血液検査で胎児に負担がかかりにくいのでNIPTにしました。
・上の子に障害があるかもということで、下の子の妊娠すら迷っていたのですが、どうしても諦めきれず妊活を再開しました。妊娠前からNIPTをすることを決めていました。自分が高齢で両親も高齢のため、もし何かあった時は誰が子供の面倒をみるのかとか、実際障害がある子供ならそれなりの準備をしてあげたいと思い選択しました。
・看護婦さんに勧められたのと、自身も心配があったので受診しました。結果何もなかったので、以降安心して過ごせました。
・「受診しようと考えたが受診していない」と答えた方の回答
・高齢出産だったため、病院から受診するかどうか尋ねられ悩みました。ですが、結果がどうであっても出産はするつもりだったので、事前に知る必要性がないと判断し、受診をしませんでした。
・検査で異常が見つかったときに、果たして自分は産む堕ろすといった判断ができるのか、後悔しないのかという自信や覚悟が持てなかったため、迷っているうちに過ぎてしまった。
・県内に対応可能な病院がなかった。
・「受診しなかった」と答えた方の回答
・通っている産婦人科で、NIPTについて説明などがありませんでした。
・妊娠していた際、羊水検査があることしか知らなかったです。ただ当時知っていたとしても、高額なので受診しなかったのではと思います。
・出産予定の産院では検査できず、別の大きな病院へ行って検査しなけれはならなかったから。また、検査はつわりの時期にうけるため、重症妊娠悪阻でそれどころではなかったから。
受診した方の中には出生前診断のひとつである羊水検査と比較をしNIPT検査を選ばれた方もいらっしゃり、NIPT検査やその特徴は広まりつつあることが分かりました。一方で産婦人科でNIPT検査の説明がなかったため受診しなかったという回答もあり環境や状況によって情報格差が生まれていることも浮き彫りになりました。
受診しなかった理由を高額な受診料とする意見もあったため、不安な妊婦さんが受診しやすい環境の整備がより推進されることを期待します。
今後もママの参考書サイト(https://kawara-heart-clinic.jp/)では妊娠出産期の女性が不安の少ない妊娠期を過ごせるよう情報提供を行ってまいります。
記事の全文は以下からお読みいただけます。
https://kawara-heart-clinic.jp/nipt-survey202211/
ママの参考書
https://kawara-heart-clinic.jp/
【新型出生前診断(NIPT)とは】
NIPT(non-invasive prenatal genetic testing)は2013年に日本に導入され、「新型出生前診断(以下、NIPT検査)」として認知され始めました。様々な名称があり、日本産科婦人科学会では「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」、 NIPTコンソーシアムでは「母体血胎児染色体検査」「無侵襲的出生前遺伝学的検査」と呼ばれています。
【受診の検討状況】
本国のNIPT検査導入から間もなく10年を迎えるにあたり、「検査の今」を知るべく当サイト編集部が363名の妊娠歴のある女性にアンケートを行いました。その結果、9.1%の方がNIPT検査を「受診した」と回答しました。「受診しようと考えたが、受診していない」と回答した27.0%と合わせると実に3割以上の方が受診について前向きに検討していた、という結果が明らかになりました。
ご回答いただいた方のお声を一部掲載いたします。
・「受診した」と答えた方の回答
・高齢妊娠だったため、染色体異常の子どもが産まれる可能性が上がったので受けました。羊水検査でも良いかもしれませんが早めに知りたかったのと、血液検査で胎児に負担がかかりにくいのでNIPTにしました。
・上の子に障害があるかもということで、下の子の妊娠すら迷っていたのですが、どうしても諦めきれず妊活を再開しました。妊娠前からNIPTをすることを決めていました。自分が高齢で両親も高齢のため、もし何かあった時は誰が子供の面倒をみるのかとか、実際障害がある子供ならそれなりの準備をしてあげたいと思い選択しました。
・看護婦さんに勧められたのと、自身も心配があったので受診しました。結果何もなかったので、以降安心して過ごせました。
・「受診しようと考えたが受診していない」と答えた方の回答
・高齢出産だったため、病院から受診するかどうか尋ねられ悩みました。ですが、結果がどうであっても出産はするつもりだったので、事前に知る必要性がないと判断し、受診をしませんでした。
・検査で異常が見つかったときに、果たして自分は産む堕ろすといった判断ができるのか、後悔しないのかという自信や覚悟が持てなかったため、迷っているうちに過ぎてしまった。
・県内に対応可能な病院がなかった。
・「受診しなかった」と答えた方の回答
・通っている産婦人科で、NIPTについて説明などがありませんでした。
・妊娠していた際、羊水検査があることしか知らなかったです。ただ当時知っていたとしても、高額なので受診しなかったのではと思います。
・出産予定の産院では検査できず、別の大きな病院へ行って検査しなけれはならなかったから。また、検査はつわりの時期にうけるため、重症妊娠悪阻でそれどころではなかったから。
受診した方の中には出生前診断のひとつである羊水検査と比較をしNIPT検査を選ばれた方もいらっしゃり、NIPT検査やその特徴は広まりつつあることが分かりました。一方で産婦人科でNIPT検査の説明がなかったため受診しなかったという回答もあり環境や状況によって情報格差が生まれていることも浮き彫りになりました。
受診しなかった理由を高額な受診料とする意見もあったため、不安な妊婦さんが受診しやすい環境の整備がより推進されることを期待します。
今後もママの参考書サイト(https://kawara-heart-clinic.jp/)では妊娠出産期の女性が不安の少ない妊娠期を過ごせるよう情報提供を行ってまいります。
記事の全文は以下からお読みいただけます。
https://kawara-heart-clinic.jp/nipt-survey202211/