2022/02/28 16:57
出版・マスコミ
2021年は、全20公演に渡る全国ワンマンツアーを行い、コロナ禍という状況下でも「みんなの集う場所を守る」姿勢をいち早く示した怪人二十面奏。当時の模様は、彼らの公式YouTubeチャンネルに全20本のドキュメント映像になって記録されているので、ぜひ見てもらいたい。
ライブツアーを続けながら怪人二十面奏が求めていたのが、「ライブで自分を開放できる歌」。今もいろんな制限がある環境だからこそ、その中で、互いを開放できる楽曲をと、彼らは改めて求めだした。それを形にしたのが、3月1日 に発売する最新シングルの「癈人録/しにいたるやまひ」になる。
「癈人録」(はいじんろく)は、メンバー自身が「とんがった姿勢を示した」と語るように、熱量を満載したアグレッシブでダーク/スリリンでデオルタナティブな楽曲。幻想怪奇小説の世界へ導かれたとたん、きっとあなたは「デジャブとジャメヴの間」へ落ちてしまうに違いない。ドロドロでグチャグチャな精神世界なのに、歌がキャッチーだから、いつのまにか心は狂気の世界に浸りながら狂喜してゆくはずだ。
歪むヒリヒリとした音が跳ね続けるダークなシャッフルナンバーの「しにいたるやまひ」は、間違いだらけの世の中を痛々しい言葉で皮肉った楽曲。とてもノリ良い曲調だけに、ライブではすでにこの歌に合わせ騒ぐ景色が生まれている。
2曲とも、新しさも加えてるとはいえ、「怪人二十面奏らしさ」を全面に押し出した曲たち。この2曲について、メンバーが言葉を寄せてくれた。
KEN いろんなバンドさんがそうだったけど、配信ライブを軸に据えていると、その環境で映える曲たちを多く作ってしまう。でも、昨年の全国ツアーをやりながら感じていたのが、怪人二十面奏はもっとライブで活きる曲を作っていくべきだという想い。今回のシングル「癈人録/しにいたるやまひ」に収録したのは、これを聞いてライブに足を運びたくなるし、そういう気持ちにもなってほしい曲たち。まさに、怪人二十面奏のライブで楽しむためのガイドのような、ライブで盛り上がれる曲たちばかりを揃えました。
「癈人録」はとんがっている楽曲というか、怪人二十面奏の中にある刺々しい部分を強調した楽曲。全部で3分程度とコンパクトな中、その中に起承転結を持ったドラマをしっかりと描き出している。攻めた中に作り上げたドラマをぜひ味わってもらいたいですね。
「しにいたるやまひ」は、怪人二十面奏が得意としているシャッフルビートを活かした楽曲。"らしい"中へ"新しい"要素も組み込んだ、こちらもライブですごく活きる曲に仕上がりました。
マコト まさに、怪人二十面奏らしい姿を2曲ともに提示しました。これまで怪人二十面奏を好きでいてくれる人たちに安心して聞いてもらいたかったし、初めて怪人二十面奏に触れる人たちには、「これが怪人二十面奏なんだ」という姿を示したいと思い、怪人二十面奏の王道を提示しました。
大概の人たちが活動やキャリアを重ねていく中、どんどん丸くなるというか、落ち着いてゆく傾向がある。だったら、怪人二十面奏はその逆をいってやろうと。中でも「癈人録」は、スピード感もある、今まで以上に攻めた表情をしている。触れた瞬間でその世界へのめり込み、気がついたら終わっている。それくらい3分間にいろんなドラマを濃縮した曲。「しにいたるやまひ」も、そう。こちらも、聴きやすい中にもだいぶヒネリを効かせた要素を詰め込みましたね。
今年の怪人二十面奏は攻めた活動をしていく。攻めるための鍵となるのが、「癈人録」であり「しにいたるやまひ」なのは間違いないです。
怪人二十面奏は、3月1日 よりスタートするイベントツアー「BATTLE FEVER TOUR 2022」へ全ヶ所参加。今回のCD盤を手に、直接この音源を手渡そうと、これから旅に出る。
他にも、3月20日 には、渋谷WWWで単独公演「特別単独公演二〇二二 廿念恩會」も決定。この日は、2人が活動していた前身バンドの解散から10年後、結成から数えたらちょうど20年後になる。この日の公演について、2人はこう述べてくれた。
マコト 僕とKENは前身バンドから一緒にやっている間柄。前身バンドが持っていた世界観のコアな部分を強調して攻めようと立ち上げたのが怪人二十面奏です。3月20日 は、前身バンドが10年前に解散した日。そのバンドは10年活動をして幕を閉じたから、前バンドの結成から数えたら今年が20年になる。僕ら怪人二十面奏は「二十」という数字をとても大切にしいるからこそ、そこに掛け合わせてタイトルを決めました。
今でも、過去の自分たちのことは誇りに思ってる。その日だからこそのサプライズを…という声も聴こえますし、自分たちでもその気持ちはわかりますけど。でも、何時だって自分たちは「今が最高」だし「今が一番でありたい」と思ってやり続けてきた。この日も、今の自分たちの姿を示すライブにしていこうと思っています。
KEN 僕らメンバーも、3月20日 にはいろんな想いや思い入れを持っている。でも、根底にあるのは「今の自分たちが最高と思える姿を提示してゆく」こと。この日も、そういうライブになっていくと思います。3月20日 には新たな発表も予定しているから、そちらも楽しみにしていてもらいたいですね。
他にも、4月21日 には、渋谷近未来会館を舞台にしたKENさんの生誕祭"KEN生誕特別単独公演「反革命容疑者K」"が決まっている。誰もが動くことを躊躇してしまう今の時代だからこそ、あえて積極的に攻めた姿勢を示した怪人二十面奏。その姿に、ぜひ目の前で触れてもらいたい。
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
2022年3月1日(火) 発売ニューシングル
「癈人録/しにいたるやまひ」
BDBX-0083
¥1,500(税込)
発売元/販売元:株式会社BadeggBox
収録曲
1.癈人録(読み:はいじんろく)
2.しにいたるやまひ(読み:しにいたるやまい)
ジャケット&スポット映像
公演日程
ワンマン
特別単独公演「廿念恩會」
3月20日(日) 渋谷WWW
http://k20.jp/news.php?page=5
KEN生誕特別公演「反革命容疑者K」
4月21日(木) 渋谷近未来会館
http://k20.jp/news.php?id=527
イベント
BadeggBox Presents BATTLE FEVER TOUR2022
3月1日(火) EDGE Ikebukuro
3月12日(土) 新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
3月13日(日) 長野LIVEHOUSE J
4月7日(木) 福岡INSA
4月9日(土) 大阪Varon
4月10日(日) HOLIDAY NEXT NAGOYA
4月22日(金) 宇都宮HELLO DOLLY
4月23日(土) 仙台spaceZero
5月1日(日) 渋谷 Spotify O-WEST
その他イベント
3月10日(木) Wildside Tokyo(ツーマン)
3月29日(火) EDGE Ikebukuro
SNS
http://k20.jp/
https://www.youtube.com/channel/UCFVzeYwMaQwqLgyOOPHCPVg
ライブツアーを続けながら怪人二十面奏が求めていたのが、「ライブで自分を開放できる歌」。今もいろんな制限がある環境だからこそ、その中で、互いを開放できる楽曲をと、彼らは改めて求めだした。それを形にしたのが、3月1日 に発売する最新シングルの「癈人録/しにいたるやまひ」になる。
「癈人録」(はいじんろく)は、メンバー自身が「とんがった姿勢を示した」と語るように、熱量を満載したアグレッシブでダーク/スリリンでデオルタナティブな楽曲。幻想怪奇小説の世界へ導かれたとたん、きっとあなたは「デジャブとジャメヴの間」へ落ちてしまうに違いない。ドロドロでグチャグチャな精神世界なのに、歌がキャッチーだから、いつのまにか心は狂気の世界に浸りながら狂喜してゆくはずだ。
歪むヒリヒリとした音が跳ね続けるダークなシャッフルナンバーの「しにいたるやまひ」は、間違いだらけの世の中を痛々しい言葉で皮肉った楽曲。とてもノリ良い曲調だけに、ライブではすでにこの歌に合わせ騒ぐ景色が生まれている。
2曲とも、新しさも加えてるとはいえ、「怪人二十面奏らしさ」を全面に押し出した曲たち。この2曲について、メンバーが言葉を寄せてくれた。
KEN いろんなバンドさんがそうだったけど、配信ライブを軸に据えていると、その環境で映える曲たちを多く作ってしまう。でも、昨年の全国ツアーをやりながら感じていたのが、怪人二十面奏はもっとライブで活きる曲を作っていくべきだという想い。今回のシングル「癈人録/しにいたるやまひ」に収録したのは、これを聞いてライブに足を運びたくなるし、そういう気持ちにもなってほしい曲たち。まさに、怪人二十面奏のライブで楽しむためのガイドのような、ライブで盛り上がれる曲たちばかりを揃えました。
「癈人録」はとんがっている楽曲というか、怪人二十面奏の中にある刺々しい部分を強調した楽曲。全部で3分程度とコンパクトな中、その中に起承転結を持ったドラマをしっかりと描き出している。攻めた中に作り上げたドラマをぜひ味わってもらいたいですね。
「しにいたるやまひ」は、怪人二十面奏が得意としているシャッフルビートを活かした楽曲。"らしい"中へ"新しい"要素も組み込んだ、こちらもライブですごく活きる曲に仕上がりました。
マコト まさに、怪人二十面奏らしい姿を2曲ともに提示しました。これまで怪人二十面奏を好きでいてくれる人たちに安心して聞いてもらいたかったし、初めて怪人二十面奏に触れる人たちには、「これが怪人二十面奏なんだ」という姿を示したいと思い、怪人二十面奏の王道を提示しました。
大概の人たちが活動やキャリアを重ねていく中、どんどん丸くなるというか、落ち着いてゆく傾向がある。だったら、怪人二十面奏はその逆をいってやろうと。中でも「癈人録」は、スピード感もある、今まで以上に攻めた表情をしている。触れた瞬間でその世界へのめり込み、気がついたら終わっている。それくらい3分間にいろんなドラマを濃縮した曲。「しにいたるやまひ」も、そう。こちらも、聴きやすい中にもだいぶヒネリを効かせた要素を詰め込みましたね。
今年の怪人二十面奏は攻めた活動をしていく。攻めるための鍵となるのが、「癈人録」であり「しにいたるやまひ」なのは間違いないです。
怪人二十面奏は、3月1日 よりスタートするイベントツアー「BATTLE FEVER TOUR 2022」へ全ヶ所参加。今回のCD盤を手に、直接この音源を手渡そうと、これから旅に出る。
他にも、3月20日 には、渋谷WWWで単独公演「特別単独公演二〇二二 廿念恩會」も決定。この日は、2人が活動していた前身バンドの解散から10年後、結成から数えたらちょうど20年後になる。この日の公演について、2人はこう述べてくれた。
マコト 僕とKENは前身バンドから一緒にやっている間柄。前身バンドが持っていた世界観のコアな部分を強調して攻めようと立ち上げたのが怪人二十面奏です。3月20日 は、前身バンドが10年前に解散した日。そのバンドは10年活動をして幕を閉じたから、前バンドの結成から数えたら今年が20年になる。僕ら怪人二十面奏は「二十」という数字をとても大切にしいるからこそ、そこに掛け合わせてタイトルを決めました。
今でも、過去の自分たちのことは誇りに思ってる。その日だからこそのサプライズを…という声も聴こえますし、自分たちでもその気持ちはわかりますけど。でも、何時だって自分たちは「今が最高」だし「今が一番でありたい」と思ってやり続けてきた。この日も、今の自分たちの姿を示すライブにしていこうと思っています。
KEN 僕らメンバーも、3月20日 にはいろんな想いや思い入れを持っている。でも、根底にあるのは「今の自分たちが最高と思える姿を提示してゆく」こと。この日も、そういうライブになっていくと思います。3月20日 には新たな発表も予定しているから、そちらも楽しみにしていてもらいたいですね。
他にも、4月21日 には、渋谷近未来会館を舞台にしたKENさんの生誕祭"KEN生誕特別単独公演「反革命容疑者K」"が決まっている。誰もが動くことを躊躇してしまう今の時代だからこそ、あえて積極的に攻めた姿勢を示した怪人二十面奏。その姿に、ぜひ目の前で触れてもらいたい。
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
2022年3月1日(火) 発売ニューシングル
「癈人録/しにいたるやまひ」
BDBX-0083
¥1,500(税込)
発売元/販売元:株式会社BadeggBox
収録曲
1.癈人録(読み:はいじんろく)
2.しにいたるやまひ(読み:しにいたるやまい)
ジャケット&スポット映像
公演日程
ワンマン
特別単独公演「廿念恩會」
3月20日(日) 渋谷WWW
http://k20.jp/news.php?page=5
KEN生誕特別公演「反革命容疑者K」
4月21日(木) 渋谷近未来会館
http://k20.jp/news.php?id=527
イベント
BadeggBox Presents BATTLE FEVER TOUR2022
3月1日(火) EDGE Ikebukuro
3月12日(土) 新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
3月13日(日) 長野LIVEHOUSE J
4月7日(木) 福岡INSA
4月9日(土) 大阪Varon
4月10日(日) HOLIDAY NEXT NAGOYA
4月22日(金) 宇都宮HELLO DOLLY
4月23日(土) 仙台spaceZero
5月1日(日) 渋谷 Spotify O-WEST
その他イベント
3月10日(木) Wildside Tokyo(ツーマン)
3月29日(火) EDGE Ikebukuro
SNS
http://k20.jp/
https://www.youtube.com/channel/UCFVzeYwMaQwqLgyOOPHCPVg