現在、電気街の専門店やインターネット等で放射線簡易測定器が販売されており、一般市民が生活環境の不安から購入するケースが増加しています。しかし、販売されている装置の殆どは外国製の安価な装置であり、その取扱いにおいては言語の違い等から使用方法が分からないという問題が発生しています。また、生産国が外国という事もあり製品が正常に機能しているのか、輸入経路上でダメージを受けていないのか、計測された表示が正しい値を示しているのかが判断できない、などという測定器に対する新たな不安も発生しています。
また、線量計が表示した数値が通常のものなのか、測定した場所以外は果たして安全なのか、といった計測及びその後に発生する不安の声を聞きます。
この様な諸問題と不安を払拭し、安心して生活が出来る環境づくりに貢献すべく、JILCoMでは国内メーカーが教材用として開発・販売している計測器を使用し、環境放射線の計測実習と近隣各所の計測を行い、計測結果を集計し情報を共有できるように地域の安全マップを作成するグループワークを実施します。


セミナーの概要
本セミナーでは、放射線量計の使用法と計測における注意点を指導し、受講者が自宅や近隣各所を計測します。セミナー後半には、受講者各員が計測したデータを集計し、過去の放射線量データと比較してマップ上にマーキングして行き、観測情報を共有できるように「安全マップ」の作成をグループワークにて行います。
1開催あたり20名~(1グループ4~5名)を定員として開催してまいります。また、受講者の参加費が無料になるよう、企業の協賛も同時に募集いたします。

これまで、このような検査は専門家に依頼し多額の費用が発生し、簡易な検査であっても個人で実施する事は困難でした。今後は先日発表の「放射線量計レンタルサービス」に加え、「放射線計測セミナー」の実施により、市民が能動的に自宅とその周辺地域において簡易検査の実施と評価が可能になります。本サービスが「市民生活の安心と安全」の一助となれば幸甚に存じます。

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👤 発行者について

特定非営利活動法人 日本情報安全管理協会

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