日本人の500人に1人が持って生まれるといわれる先天性疾患「口唇口蓋裂」。
小児疾患の中で最も出生数が多いにも関わらず、「命に関わらない病気」のため、長らく医療関係者や当事者以外には認知されずにいます。
しかし、「治る病気」と言われながらも、実際は生後から成人するまで長期の治療が必要であり、誤解や差別との戦いも絶えません。

そんな中、口唇口蓋裂当事者と家族は、SNS「インスタグラム」を利用して、密かに交流を深めてきました。
同じ境遇の仲間同士励まし合い、情報を交換し合いながら、度重なる治療を乗り越えています。
そして今回、その交流の輪をもっと広げ、口唇口蓋裂の認知と理解を広げること・孤独になりがちな口唇口蓋裂当事者と家族の不安を和らげ、楽しみに変えることを目的とした、「コミュニティアカウント〜 @cleftpeers 〜」が誕生しました。

「@cleftpeers」は、口唇口蓋裂当事者と家族…同じ境遇の仲間(peers)で作るコミュニティ。
経験を伝えたい人⇔情報を知りたい人の皆が発信⇔交流できる場です。

我が子に疾患があると知り1人不安に泣いたこと…
自分の疾患について理解するチャンスもなく1人苦しみ悩んだこと…
その経験があるからこそ、次の誰かに伝えられることがある。
その経験は、きっと誰かを助けるはず。

家族と当事者、それぞれの想いを、「ポスト」という形で提供していきます。

コミュニティ機能のない「インスタグラム」でコミュニティを起こすという、今までにない取り組みにもご注目ください。

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