2020/08/22 12:19
出版・マスコミ
メトロノームのギタリストである福助。が、ADAPTER。として活動を始めて今年で15周年を迎えた。彼は、"15周年"を祝うようにアルバムを制作。それが、9月9日 に通販/配信(shop MECANOでのみ店頭販売)リリースの「虹始見。」(にじはじめてあらわる。) になる。
全15曲収録にしたのは、15周年に掛けて。内容も、12曲の新作に加え、すでに音源として入手不可能な曲たちの中から、今もライブで好んで演奏している「また咲き誇る頃に」「残念な子」「ご自由にどうぞ」の新録を収録。さらに、「四季並べ」にゲストベーシストとして中野テルヲ、ゲストコーラスにRickyを呼び入れれば、「僕と君の幸せ」にはアイノリ・テクノーズ(ADAPTER。の福助。とSharaku Kobayashiの小林写楽、Cosmo-Shikiの清水良行、ピノキヲのうゆにによるアイドルユニット)もコーラスで参加している。
本作の特徴が、"福助。らしさ"を遺憾なく発揮していること。彼自身の音楽的な影響も、曲の中へ多分に発揮。「肩肘張らず。でも、手を抜かず」と本人も語るように、「着飾らないけど最新型」なADAPTER。SOUNDがアルバムには溢れている。15周年だから15年間の歩みを…ではなく、今、最も自分らしいリアルな姿を提示してゆくところも福助。らしさ。別の捉え方をするなら、15年間の蓄積が、今の最新モードを生み出してるということだ。
気になるのが、アルバムのタイメトルへ記した「虹始見。」(にじはじめてあらわる) の言葉。その意味や由来。本作の狙いについて、福助。はこう語ってくれた。
「昔の中国では1年に渡る季節を24個に分け、その1個をさらに3つに分け、それぞれに季節を現す言葉を記しています。「虹始見(にじはじめてあらわる)」も、季節を現す言葉の一つであり、「雨が上がった後に虹が初めて現れ出る時期」のことを指しています。僕は、その季節が一番好きなんですね。そこから、このタイトルを持ってきました。
昔の中国の人たちが、これほど季節にいっぱい名前を付けたのも、それぞれの季節の中でいろんな出来事が起きれば、1年という季節が濃いからこそ。その1年間という濃密さを詰め込めたらという想いも持って、このアルバムを作りました。
「虹始見。」に収録した15曲は、どれも1年間の季節を現す歌になっています。どの歌も季節を舞台にしていますけど、季語が入っているとは限らない。その情景を思い浮かべたときに見えてくる季節を重ね合わせ表現したように、「こういうことが起きるのも、この季節だから」という視点で記しています。そういう風に聞いていただけたら、楽曲の捉え方も奥深くなっていくんじゃないかと思います」
アルバムには、「記憶桜」や「四季並べ」のように、タイトルから季節が見えてくる歌も収録しているが、ほとんどの楽曲に季語は記されていない。収録した曲たちに初見で触れたとき、その歌が季節を示しているとはわからない。でも、一つ一つの楽曲を聴くたびに、人との心触れ合う関係性や移りゆく心模様を通し、季節彩る景色も重なって見えてくる。そこが、表現の変化球を投げるのを魅力にしている“素直な天の邪鬼”の福助。らしさ。本人も「記された歌詞に触れ、自分の思い出の中の風景と照らし合わせながら「こういう経験、秋にあったなぁ」など、想いを馳せてくれたら嬉しい。収録した歌たちを自分の思い出とリンクしてもらえたら、より一層感情移入しながら「虹始見。」というアルバムを楽しめると思います」と語るように、あらかじめ季節も意識しながら、それぞれの曲たちに想いを馳せていただきたい。
もう一つの楽しみ方として、配信で楽曲を手にした方々は、自分で感じた季節順に楽曲を並べて聞いて欲しい。「その人だからこそ想いを寄せる、四季の移ろいを舞台にした人と人との触れあいの物語」を、きっと感じれるはずだ。
アルバム「虹始見。」の発売日になる9月9日 には代官山SPACE ODDを舞台に、「ADAPTER。「 虹始見。」発売記念LIVE」と題し、ステージ背景に巨大LEDを用いた映像と音楽を融和したスペシャルな「無料配信」ライブが行われる。ADAPTER。らしさを活かしつつも実験的な要素も強いこの公演を「無料」で楽しめるように、ぜひスマホやPCの前に張りついてご覧になっていただきたい。
活動15周年目にADAPTER。が描きだした一連の動き、しかと瞼に、心に焼き付け、この作品に綴った様々な歪む心模様と一緒に四季巡りを楽しんでいただきたい。
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
●音源情報●
タイトル: 虹始見。
品番:APCRD-2003G
価格:¥3,500+税
発売日:2020年9月9日
■収録曲
収録曲:
01_大義乃唄
02_残念な子
03_また咲き誇る頃に
04_みちしるべ
05_記憶桜
06_合縁奇縁
07_ご自由にどうぞ
08_超越論的主観性
09_沈黙の中の君
10_凸凹へちゃむくれ
11_奇しき運命
12_好事家な君
13_僕と君の世界で
14_僕と君の幸せ
15_四季並べ
★LIVE情報★
日程 2020年9月9日(水)
配信元 ツイキャス
配信アカウント ART POP ENTERTAINMENT
https://twitcasting.tv/c:artpop_event
開演 19:00
料金 無料
ART POP ENTERTAINMENT:(平日12:00〜19:00)
9/09に活動開始15周年を記念した最新フルアルバム「 虹始見。」リリースするADAPTER。
発売記念LIVEの無料配信が決定!SPACE ODDの巨大LEDを背景に、映像と融和したスペシャルな
ライブをお届けします。
*本LIVEは再編集の上、DVDにて発売予定です。
詳細はADAPER。オフィシャルサイトにて近日発表いたします。
http://www.adapter-web.net/
全15曲収録にしたのは、15周年に掛けて。内容も、12曲の新作に加え、すでに音源として入手不可能な曲たちの中から、今もライブで好んで演奏している「また咲き誇る頃に」「残念な子」「ご自由にどうぞ」の新録を収録。さらに、「四季並べ」にゲストベーシストとして中野テルヲ、ゲストコーラスにRickyを呼び入れれば、「僕と君の幸せ」にはアイノリ・テクノーズ(ADAPTER。の福助。とSharaku Kobayashiの小林写楽、Cosmo-Shikiの清水良行、ピノキヲのうゆにによるアイドルユニット)もコーラスで参加している。
本作の特徴が、"福助。らしさ"を遺憾なく発揮していること。彼自身の音楽的な影響も、曲の中へ多分に発揮。「肩肘張らず。でも、手を抜かず」と本人も語るように、「着飾らないけど最新型」なADAPTER。SOUNDがアルバムには溢れている。15周年だから15年間の歩みを…ではなく、今、最も自分らしいリアルな姿を提示してゆくところも福助。らしさ。別の捉え方をするなら、15年間の蓄積が、今の最新モードを生み出してるということだ。
気になるのが、アルバムのタイメトルへ記した「虹始見。」(にじはじめてあらわる) の言葉。その意味や由来。本作の狙いについて、福助。はこう語ってくれた。
「昔の中国では1年に渡る季節を24個に分け、その1個をさらに3つに分け、それぞれに季節を現す言葉を記しています。「虹始見(にじはじめてあらわる)」も、季節を現す言葉の一つであり、「雨が上がった後に虹が初めて現れ出る時期」のことを指しています。僕は、その季節が一番好きなんですね。そこから、このタイトルを持ってきました。
昔の中国の人たちが、これほど季節にいっぱい名前を付けたのも、それぞれの季節の中でいろんな出来事が起きれば、1年という季節が濃いからこそ。その1年間という濃密さを詰め込めたらという想いも持って、このアルバムを作りました。
「虹始見。」に収録した15曲は、どれも1年間の季節を現す歌になっています。どの歌も季節を舞台にしていますけど、季語が入っているとは限らない。その情景を思い浮かべたときに見えてくる季節を重ね合わせ表現したように、「こういうことが起きるのも、この季節だから」という視点で記しています。そういう風に聞いていただけたら、楽曲の捉え方も奥深くなっていくんじゃないかと思います」
アルバムには、「記憶桜」や「四季並べ」のように、タイトルから季節が見えてくる歌も収録しているが、ほとんどの楽曲に季語は記されていない。収録した曲たちに初見で触れたとき、その歌が季節を示しているとはわからない。でも、一つ一つの楽曲を聴くたびに、人との心触れ合う関係性や移りゆく心模様を通し、季節彩る景色も重なって見えてくる。そこが、表現の変化球を投げるのを魅力にしている“素直な天の邪鬼”の福助。らしさ。本人も「記された歌詞に触れ、自分の思い出の中の風景と照らし合わせながら「こういう経験、秋にあったなぁ」など、想いを馳せてくれたら嬉しい。収録した歌たちを自分の思い出とリンクしてもらえたら、より一層感情移入しながら「虹始見。」というアルバムを楽しめると思います」と語るように、あらかじめ季節も意識しながら、それぞれの曲たちに想いを馳せていただきたい。
もう一つの楽しみ方として、配信で楽曲を手にした方々は、自分で感じた季節順に楽曲を並べて聞いて欲しい。「その人だからこそ想いを寄せる、四季の移ろいを舞台にした人と人との触れあいの物語」を、きっと感じれるはずだ。
アルバム「虹始見。」の発売日になる9月9日 には代官山SPACE ODDを舞台に、「ADAPTER。「 虹始見。」発売記念LIVE」と題し、ステージ背景に巨大LEDを用いた映像と音楽を融和したスペシャルな「無料配信」ライブが行われる。ADAPTER。らしさを活かしつつも実験的な要素も強いこの公演を「無料」で楽しめるように、ぜひスマホやPCの前に張りついてご覧になっていただきたい。
活動15周年目にADAPTER。が描きだした一連の動き、しかと瞼に、心に焼き付け、この作品に綴った様々な歪む心模様と一緒に四季巡りを楽しんでいただきたい。
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
●音源情報●
タイトル: 虹始見。
品番:APCRD-2003G
価格:¥3,500+税
発売日:2020年9月9日
■収録曲
収録曲:
01_大義乃唄
02_残念な子
03_また咲き誇る頃に
04_みちしるべ
05_記憶桜
06_合縁奇縁
07_ご自由にどうぞ
08_超越論的主観性
09_沈黙の中の君
10_凸凹へちゃむくれ
11_奇しき運命
12_好事家な君
13_僕と君の世界で
14_僕と君の幸せ
15_四季並べ
★LIVE情報★
日程 2020年9月9日(水)
配信元 ツイキャス
配信アカウント ART POP ENTERTAINMENT
https://twitcasting.tv/c:artpop_event
開演 19:00
料金 無料
ART POP ENTERTAINMENT:(平日12:00〜19:00)
9/09に活動開始15周年を記念した最新フルアルバム「 虹始見。」リリースするADAPTER。
発売記念LIVEの無料配信が決定!SPACE ODDの巨大LEDを背景に、映像と融和したスペシャルな
ライブをお届けします。
*本LIVEは再編集の上、DVDにて発売予定です。
詳細はADAPER。オフィシャルサイトにて近日発表いたします。
http://www.adapter-web.net/