2011/07/04 11:46
情報・通信
Sendmail,Inc. (本社：カリフォルニア州 エメリビル)は、VMware,Inc. (本社：カリフォルニア州 パロアルト)と、コラボレーションソフトウェア「VMware Zimbra Collaboration Server」のOEM契約を締結し、センドメール株式会社(本社：東京都港区、社長 末政 延浩)が、「VMware Zimbra Collaboration Server for Sendmail」として、Sendmail製品群と組み合わせ、同社の販売パートナを通じて本日7月4日 より販売を開始します。
また、センドメールとヴイエムウェア株式会社(本社：東京都港区、代表取締役社長 三木 泰雄)は、今後、日本市場における販売・マーケティングで協業し、その第一弾として、来る7月29日 に「クラウド・メッセージングサミット」を共同開催します。同サミットでは、VMware 社ZimbraのProduct Markets Senior DirectorであるJohn Robb氏、Sendmail社のProduct ManagerであるNicholas Filippiの他、迷惑メール対策のグローバルリーダーであるCloudmark社、および、送信ドメイン認証技術の提唱者であるMeng Wong氏を擁するTrustspher社が協賛し、本社より講師を招聘して講演する予定です。
「VMware Zimbra Collaboration Server」は、Webメールやアドレス帳、スケジューラ、ドキュメント管理などを標準装備し、Ajax技術により一般的なメールソフトと同等の操作性を提供するオープンで先進的なコラボレーションプラットフォームです。スマートフォンをはじめとする最新のモバイル端末をサポートし、Webブラウザが利用できる環境であれば場所を問わずどこからでも利用可能で、モバイル端末を紛失した場合に迅速にアクセスを無効にするアカウントロック機能などを備えています。
また、Linuxや仮想プラットフォームに対応し、Web上で外部アプリケーションと統合・連携させるマッシュアップ機能を備えているのが特長でクラウド環境に最適化されています。
センドメールは、最新版の「VMware Zimbra Collaboration Server 7.0」を、「VMware Zimbra Collaboration Server for Sendmail」の製品名で自社ラインアップに加え、ゲートウェイ管理、スパム/ウィルス対策、情報漏えい対策などのSendmail製品群と組み合わせて提供し、利便性と安全性を兼ね備えたメッセージング・コラボレーションプラットフォーム環境を実現します。
中でも、VMwareの仮想プラットフォームに対応し、メール配送エンジン(MTA)機能とアンチスパム/アンチウィルスをはじめとする各種セキュリティ機能を備えたメールセキュリティ仮想アプライアンス「Sentrion MPV」との組み合わせは、投資コストや運用コスト削減、災害対策など、さまざまな観点から、さらなる拡大が見込まれるクラウドサービスにおいても簡単に導入でき、企業ならびにクラウドサービス事業者にとって柔軟性の高いソリューションとなります。
◆「VMware Zimbra Collaboration Server for Sendmail｣の提供時期など
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
◇販売経路：センドメールのパートナ各社
http://www.sendmail.co.jp/partner/
◇販売・出荷開始：2011年7月4日
◇販売形態：Sendmail製品群と組み合わせて販売
◇販売価格：オープンプライス
◆「VMware Zimbra Collaboration Server for Sendmail｣の主な機能と特長
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
・Ajax技術によりドラッグ＆ドロップ、右クリックメニュー、マウスオーバーなど一般的なメールソフトと同等の操作性を実現したWebメール機能が用意されているため、Webブラウザが利用できる環境であれば、場所を問わずどこからでも利用することができます。
・外部アプリケーションなどとのWeb上での統合や連携を実現するためのインターフェース「Zimlets」を利用することにより、複数のシステムおよびサービスとZimbraをマッシュアップすることで、業務の効率化を図ることができます。
・Webメール機能により、メールデータをクライアントPCに残さない情報漏洩対策、メール本文と添付ファイルの全文検索が可能なアーカイブ機能などにより、企業コンプライアンスの強化を図ることができます。
・インスタントメッセンジャ「Zimbra IM」、オフラインでの利用が可能なデスクトップ「Zimbra Desktop」、携帯電話との連携機能「Zimbra Mobile for ケータイ」、iphoneやBlackBerryなどの携帯端末との連携機能「Zimbra Mobile」が用意されています。
※Zimbraの詳細は以下をご参照ください。
http://www.sendmail.co.jp/products/zcs/index.html
◆「VMware Zimbra Collaboration Server for Sendmail｣の動作環境
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
[サーバ動作環境]…………………
CPU ：32-bit OS with Intel/AMD 2.0 GHz相当以上（推奨64-bit OS）
メモリ ：2GB以上（推奨４GB）
ハードディスク ：システム領域 10GB
OS ：
Red Hat Enterprise Linux AS/ES バージョン4 または5 (64ビット版、32ビット版) または6 (64ビット版)、SUSE Linux Enterprise Server 11, SP1 (64ビット版) または 10 (32ビット版または64ビット版)、Ubuntu 10.04 LTS Server Edition (64ビット版) または 8.04 LTS Server Edition (32ビット版または 64ビット版)
※クラスタ構成時はRed Hat Enterprise Linux Cluster Suiteバージョン4 Update5以降が必要。その他OSを最適化設定する必要あり。
[クライアント動作環境]…………………
CPU ： Intel/AMD/PowerPC CPU 1.5GHz相当以上
メモリ ： 512MB以上
OSとブラウザ ：
・Windows 2000, XP SP 3 または Vista SP 2 または Windows 7。Internet Explorer 6.0 SP2 または 7 または 8 （6.0 SP2 のサポートはスタンダード版クライアントのみ)、Firefox 3.0または 3.5または3.6、Safari 4または5、Google Chrome 2.1または2.2, または2.3
・Mac OS X 10.4 または 10.5 または 10.6。Firefox 3.0 または 3.5 または 3.6、Safari 4 または 5、Google Chrome 2.1 または 2.2, または 2.3
・Linux (Red Hat、Ubuntu、Debian、Fedora、SUSE)。Firefox 3.0 または 3.5 または 3.6、Google Chrome 2.1 または 2.2 または 2.3
◆「Sentrion MPV」の主な機能
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
「Sentrion MPV」は、ポリシーベースのメッセージ処理を行うために、以下のソフトウェアコンポーネントが含まれ、使い易いGUIで管理することが可能です。
(1) Mailstream Switch MTA ： 高性能メール配送エンジン
(2) Mailstream Manager：セキュリティ管理
(Sendmail Anti-Spam, Sendmail Anti-Virusによるインバウンドプロテクション、誤送信防止など)
(3) Mailstream Flow Control：送受信メールの高機能なトラフィック制御 / コネクション制御
(4) Sendmail Directory ：メールシステムに特化した高性能LDAPサーバ
(5) Mailcenter Quarantine：メール隔離用サーバフィルタ
(6) Authentication ：送信ドメイン認証(DKIM, SPF,SenderID, DK)による受信側認証、送信時署名
(7) Sentrion OS
◆「クラウド・メッセージングサミット」開催概要
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
◇ 日 時： 2011年7月29日(金) 14：00～18：00 (予定)
◇ 場 所： 東京国際フォーラム
◇ 主 催： クラウドマーク社、トラストスフィア社、ヴイエムウェア株式会社、センドメール株式会社
◇ 内 容： クラウド環境におけるメッセージングインフラの安全性・信頼性を確保するポイントや、海外においてのクラウドへの移行事例、スマートフォンをはじめとするモバイル端末などでのコラボレーションプラットフォームの整備などについて、各社よりご紹介いたします。
◇ 申 込： 以下のセミナーページから
http://www.sendmail.co.jp/CMS2011/
◆今回の発表に関するVMware社エンドースコメント
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
VMware, Inc. Zimbra Global Markets Senior Director Justin Hoffman
「VMwareは、Sendmailが同社の製品展開において『Zimbra Collaboration Server』を先進的なWebベースのメッセージングコンポーネントとしてとして選択したことを歓迎します。Sendmailの優れたゲートウェイ製品と『Zimbra Collaboration Server』の組み合わせで、企業、サービスプロバイダーのユーザにすばらしいクラウドメッセージングとコラボレーション環境を提供します。VMwareは、Sendmailがメッセージングの製品ラインナップを完成するために、最適な選択をされたと思います。」
