グループ企業含む約9,000台のクライアント操作ログを継続的に収集し数ヶ月分蓄積
ハーフサイズのスイッチとHCIで1/2~1/4の省スペース、省電力で運用コストも削減
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ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長 桑野 徹)が、新しく導入したEDR(Endpoint Detection Response)システムにおいて、ネットワールドが扱う米メラノックス(Mellanox Technologies)社製10G Ethernetスイッチ「Mellanox SX1012X」を採用し、本格稼働開始したことを発表します。

導入したEDRシステムは、グループ企業含む約9,000台のクライアント操作ログを継続的に収集して、セキュリティ専門企業のSOC(Security Operation Center)で分析し、脅威が検知された場合には通報や該当端末の通信遮断などを行います。相関分析を行うために大量のクライアントのログデータを数ヶ月分蓄積する必要があり、高いパフォーマンスが求められることからハイパーコンバージド・インフラストラクチャー(HCI)を選択し、トラフィックが増大してもボトルネックにならない高性能スイッチとしてMellanoxスイッチが採用されました。
Mellanoxスイッチは、ネットワーク処理用ASICを搭載し、低遅延、高コストパフォーマンス、および低消費電力などの特長があります。また、ハーフサイズのMellanoxスイッチとHCIとの組み合わせにより、通常のサーバー、ストレージ、スイッチでシステムを構築する場合と比べて、1/2~1/4程度の省スペースで実現しています。

今回のMellanoxスイッチ導入においては、ネットワールドが提供した技術支援に加えて、製品知識を深めるための勉強会などが高く評価されました。
セキュリティ脅威が悪質化、巧妙化する昨今、TISは、社内に侵入したマルウェアなどに迅速かつ的確に対応できるセキュリティ環境の構築支援を積極的に推進する上で、今回の自社実績を役立てていく考えです。


◆ 導入背景
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TISインテックグループの中核であるTISは、自社内のインフラ整備・拡充にも意欲的に取り組んでおり、自社環境への導入による経験やノウハウが、お客様への最適なソリューション提供につながると考えています。今回TISが実施したEDRシステムの構築は、標的型攻撃などをはじめとして、セキュリティ脅威の悪質化、巧妙化が一段と進んでいる昨今、マルウェアなどが侵入することを前提とした対策が急務になっていることから、自社のセキュリティを強化すると同時に、標的型攻撃などへの対応強化やお客様へのソリューション提供に役立てる取り組みの一環です。
新しく導入されたEDRシステムは、グループ企業を含めた約9,000台のクライアントから操作ログ情報を継続的に収集し、これをセキュリティ専門企業のSOCで分析し、脅威が検知された場合には通報や該当端末の通信遮断などを行います。ウイルス対策ソフトでは脅威の侵入を100%防ぐことは困難ですが、TISが導入した新しいEDRの仕組みにより、セキュリティインシデント発生時の対応スピードや作業負担を大きく改善することができます。


◆ 選定ポイント
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対象となるクライアントの数が約9,000台と多い上に、相関分析を行うためにログデータを数ヶ月分蓄積する必要があるため、ログ収集を担当するシステムには、かなりのパフォーマンスが求められました。そこで、HCI製品を導入することを決定し、これに組み合わせるスイッチとして、「Mellanox SX1012X」を採用しました。
今回のシステムを、通常のサーバー、ストレージ、スイッチで構築する場合、かなりのスペースを占有してしまいますが、SX1012Xはハーフサイズのため、1Uスペースに2台並べて設置することができます。これに、HCIを組み合わせて、1/2~1/4程度の省スペースで、パフォーマンスの面でも十分に性能要件を満たす環境を構築することができました。


◆ 導入成果と今後の展開
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Mellanoxスイッチは、独自開発のネットワーク処理用ASICを搭載しており、パケットロスが発生しにくく、低遅延、低消費電力が特長です。データセンターのメンテナンスやクライアント側の事情で通信が一時的に止まった場合などは、再開後に大量のログデータが一気にサーバーに送られ、トラフィックがかなり増大しますが、スイッチがボトルネックになるようなことは全くありません。
Mellanoxは、HPC分野におけるInfiniBandスイッチで圧倒的なシェアがあり、InfiniBandとEthernet両方に対応する独自ASICを量産しているため、高いコストパフォーマンスを提供することができます。今回のEDRシステムも、ハイパフォーマンスでありながら低コストで構築することができ、さらに、SX1012Xは消費電力が50Wと非常に少ないため、ランニングコストも抑えられています。
また、無償で提供されるMellanoxの管理ソフトウェア「Mellanox NEO」はVMwareやHCI製品の管理ツールとの連携機能があり、ネットワークの監視・運用やプロビジョニングなどの作業をよりシンプルかつ効率的に行うことができます。
TISは、グループ情報基盤の最適化を目指す取り組みにおいて、大量の業務サーバーの集約ソリューションとして、今回の経験を活かして、MellanoxとHCIの活用を検討する考えです。

※導入事例の詳細は以下をご参照ください。
https://www.networld.co.jp/casestudy/2019/mellanox_tis/


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◆TIS株式会社について
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https://www.tis.co.jp/ 
本 店:東京都新宿区西新宿8-17-1
設 立:2008年4月1日  
資本金:100億円
事業概要:様々な業種・業務に対応したサービス/ソリューションをトータルに提供する先進IT企業

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■ 株式会社ネットワールドについて
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https://www.networld.co.jp/
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャーのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャーのあるべき姿をリードしています。

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