2018/11/29 16:40
出版・マスコミ
趨勢目まぐるしいライブアイドル界、その中で長く活動を続けるのはとても困難なこと。最近でこそ5年を越す経験を重ねるアイドルグループや、グループを変えながら続けるライブアイドルも増えてきたが、「10年」はいまだ越えるには高い壁として立ちはだかっているのも事実。
yoshimiもいくつかのグループ活動を経験し、今は、d-girlsのメンバーとして活動を行っている。同時に彼女は、yoshimiとしても定期的にソロ活動も続けている。ライブアイドルシーンの礎を成したd-tranceのメンバーとしてデビュー。あれから11年の歳月が経過した。今でもyoshimiは、目まぐるしい変化を続けるシーンの中、アイドルとしての看板を降ろすどころか、ライブアイドルとしてのプライドを胸に歌い続けている。
ライブハウスという小さな舞台の上で歌い始めて、yoshimiは今年で丸11年を迎えた。その節目となる月に、今年もyoshimiは「周年単独公演」を行った。日時は11月24日(土) 、場所は表参道GROUND。ゲストに、星野みちると伊藤ゆいを招聘。昨年の10周年単独公演に続き、今年もyoshimiバンドを従え。さらに、定期開催しているソロライブでピアノを演奏している岩佐結里も加えた形で行われた。
オープニングを担った伊藤ゆいの気持ちの揺れがダイレクトに伝わる感情的なライブを受け、歌のバトンは、この日の主役のyoshimiへ。
「時は流れ 色褪せない記憶が甦る日は…」、yoshimiのライブは、みずからが生きてゆくうえでの証を示すように『証』から幕を開けた。彼女が視線の先に捉えていたのは、辛苦を刻んだこれまでの心模様?!、それとも、過去を呑み込みながらもこれからも歩みを止めないと誓う強い意志?!。「時は流れ記憶が甦る」日々を胸に刻みながら、彼女はこれからも「この場で輝くから」と力強く宣言。続く新曲の『紅い花』は、雄大さと哀愁を抱いたスケールあふれたバラードナンバー。彼女が見つめていたのは、時の流れさえ呑み込んだ悠久な景色?!。時の旅人と化したyoshimiは、歴史を旅する歌姫となり、儚い定めを持った恋心を、途絶えぬ時間を旅しながら綴れ織ってゆく。
美しく鳴り響くピアノの音色に乗せyoshimiが届けたのは、結婚をする友達へ向けた『belive in love』。新しい未来を踏みだす上での揺れる心模様や、信じた人への愛しき想い。何より、共に明日を歩み続ける人への感謝の気持ちを、yoshimiは幸せを築く想いに変え歌いかける。この歌に包まれている間、誰もが彼女と一緒に温かな幸せと喜びを胸の中に抱いていた。愛しい人に対する素直な感謝の想いが胸にジンと深く、嬉しく染みていった。
前半部の最後に届けたのが、I WiSHのnaoがyoshimiのために曲を提供、みずから作詞をした『ありがとう』。優しく弾むピアノの音色へ想いを重ねるように、yoshimiは透明感を持った歌声を響かせる。みずからを支えてくれる人たちへの感謝の想いを、彼女は「ありがとう」という言葉に込め伝えてきた。つねに感謝の想いを口にするyoshimiらしい心模様の見える楽曲だ。「これからも歌い続けよう」の言葉に、彼女の強い意志を覚えた。何時だってyoshimiは、歌と共に歩み続けることに感謝をしては、その気持ちを胸に一歩一歩その先へ歩を進めてゆく。そんな彼女の優しくも強い意志を込めた『ありがとう』が、心にジンと染みた。
歌のバトンは、ピアノの弾き語りで登場した星野みちるのステージへ。軽やかな表情から愛しい人への想いまで、その心模様を感情揺れ動く歌声と鍵盤の音色に変え、会場の人たちの心へ響かせてくれた。
舞台は、ふたたびyoshimiのステージへバトンを手渡した。ここからは、ピアニストの岩佐結里をパートナーに歌を届けるアコースティックなコーナーへ。
もの悲しさを抱かせる鍵盤の調べに導かれ、『Top secret』が流れだした。強い情熱を秘めた想いを、yoshimiは壊れそうな歌声に乗せ届けてゆく。不倫という叶わない恋を綴った歌だからこそ、儚すぎる女性の想いへyoshimi自身が気持ちを重ね合わせ、悲哀な想いに心を濡らしていた。その歌声に、触れた人たちの心も切なく揺れていた。
続いて披露した歌が、上野優華のカバーナンバー『おはよう』。yoshimi自身がとてもリスペクトをしているシンガーということから、今回は選曲。「親への感謝の気持ちを込めて歌わせていただきます」と語っていたように、yoshimiは言葉のひと言ひと言を噛みしめながら、想いを歌声に乗せ優しく場内へ染み渡らせる。その視線の先に見ていたのは、愛しい母親の表情?。言葉の一つ一つをみずからの身体へ染み渡らせるように歌うその姿へ、会場中の人たちの視線も釘付けになれば、愛しい歌声に誰もが心を寄り添えていた。
「正直歌おうか迷ったんですけど、でも大好きなアーティストなので歌いたいなぁと思って」の言葉に続いて、岩佐結里のピアノ演奏とのコラボステージの最後に選んだのが、三浦大知のバラードナンバー『ふれあうだけで~Always with you~』。優しいピアノの音色の上で、yoshimiは気持ちを明るく解き放つよう心軽やかに歌いあげた。透明感を持ったその歌声が、心を浄化してゆく。歌が進むごとに心が澄み渡る意識を覚えていたのは、yoshimiの歌が愛しい想いで包み込んでくれたから?!。純粋さを覚える歌声に、誰もが心温かく抱かれていた。
ここからは、ふたたびバンドコーナーへ。優しいピアノの音色に導かれたのが、『ベストフレンド』。鍵盤の旋律に寄り添いながら、想いを馳せるように歌うyoshimi。彼女の気持ちが脹らむごと、その演奏も優しさを膨らませる。別々の道へ歩み始めた大切な友達へ向けた想いが、大好きな親友のことを思いやる温かい心模様がyoshimiの歌声から見えてきた。誰もが心に抱いているだろう大事な人への想いを、彼女の歌が呼び覚ましてくれた。
「声が枯れるまで 心届け歌うから」。yoshimi自身の歌い続ける想いや姿勢を示した『Song for you』だ。yoshimiは、「朽ちるまで歌い続けよう」と強い意思を届けてゆく。「星の数ほどいる中からわたしを見つけてくれて」という歌詞は、とても控えめな彼女らしい想い。同時にyoshimiは、「限りある時間をあなたと一緒に 刻み続けていきたい」と、歌い続ける決意も示していた。いや、この日のライブ自体、彼女が歌い続けてゆくための宣言とも言うべき内容だ。11周年も、yoshimiにとっては長き道の過程でしかないのだから。
最後は、ノリよく華やかな曲たちを連投だ。輝きを持って広がる『タイムカプセル』の演奏に乗せ、光射す歌声を届けるyoshimi。何時しか観客たちも立ち上がり、熱く手拍子をしながら彼女の歌声を受け止めていた。何処かノスタルジックな香りを抱きながらも、心を前へ前へと突き動かす楽曲だ。yoshimiの歌を先導に、このまま温かさに包まれていたい。デジタルな要素と生演奏をミックス、高揚した歌始まりの『Second position』の登場だ。エレクトロ/トランスなスタイルを持ったダンスナンバーのように、躍動するグルーヴの上で彼女は拳を突き上げ、沸き上がる気持ちを、突き抜ける晴れた歌声に乗せぶつけだす。その歌声は、触れた人たちの気持ちを熱く高ぶらせる。演奏が進むにつれ熱と躍動が増せば、うねりもどんどん脹らんでいく。熱狂が場内を大きく包み込む。そして…。
最後にyoshimiは、スペイシーでトランシー/躍動するダンスロックなスタイルに昇華した『monochrome』をプレゼント。「モノクロの世界が色づいてゆく」の歌詞通り、どんどん熱を携えカラフルに、光を持って駆けだす歌声と演奏。哀切なサビ歌に胸がキュッと疼きながらも、熱を持った演奏に触発され、熱く気持ちが高ぶる。何時しか会場中の人たちが感情のストッパーを壊し、声を上げ騒ぎ続けていた。突き上がる拳と絶叫に染まる場内。声を上げ、煽るyoshimi。やはり彼女には、熱狂した光景がよく似合う。
アンコールの演奏前、yoshimiに導かれ、星野みちる、伊藤ゆいが舞台に登場。3人で会話をしたあとは、ふたたびバンド編成を従えたライブへ。
アンコールは、新曲の『キンモクセイ』からスタート。秋の景色が似合う、気持ちを軽やかに弾ませる温かな楽曲だ。親しみ覚える歌に抱かれていると、心がポカポカしてゆく。彼女の伸ばした歌の手を、一緒にギュッと握っていたい。日溜まりの中、少しだけ先の未来に待っていて欲しい幸せの姿を共に見つめ合っていたい。
「みなさんへの感謝の想いを込めて」、最後にyoshimiは、ふたたび『ありがとう』を届けてくれた。これからも歌い続けてゆく強い意志を、その道のりを応援してくれる仲間たちと共に進もうと約束を交わすように、yoshimiは歌声で指切りを求めてきた。「ありがとう」と歌声を繰り返すたびに、会場に訪れた人たちも、心の中で同じ想いをyoshimiへ届けていた。彼女と一緒に未来へ歩み続ければ、何も怖くない。気持ちを晴れた世界へ導く歌に触れながら、誰もがこれからもyoshimiと、d-girlsと一緒に歩みを刻み続けようと約束を交わしていた。
11年という道のりは、生涯歌い手として歩み続けるyoshimiにとっては、まだまだ道半ばの年月だ。でも、これまでのいろんな想いを背負った歩みがあるからこそ、彼女はそれを力に、これからも未来を描き続けようとしている。その歩み、これからも記録し続けたい。
TEXT:長澤智典
yoshimi twitter
https://twitter.com/yoshimi_1106
SHOWROOM
https://www.showroom-live.com/sugimoto_yoshimi
d-girls twitter
https://twitter.com/d_girls_FD
d-girls official web
https://d-girls.info/
★インフォメーション★
2018/12/28 yoshimi定期公演@池袋RED-Zone
―セットリスト―
『証』
『紅い花』
『belive in love』
『ありがとう』
『Top secret』
『おはよう』
『ふれあうだけで~Always with you~』
『ベストフレンド』
『Song for you』
『タイムカプセル』
『Second position』
『monochrome』
-ENCORE-
『キンモクセイ』
『ありがとう』
yoshimiもいくつかのグループ活動を経験し、今は、d-girlsのメンバーとして活動を行っている。同時に彼女は、yoshimiとしても定期的にソロ活動も続けている。ライブアイドルシーンの礎を成したd-tranceのメンバーとしてデビュー。あれから11年の歳月が経過した。今でもyoshimiは、目まぐるしい変化を続けるシーンの中、アイドルとしての看板を降ろすどころか、ライブアイドルとしてのプライドを胸に歌い続けている。
ライブハウスという小さな舞台の上で歌い始めて、yoshimiは今年で丸11年を迎えた。その節目となる月に、今年もyoshimiは「周年単独公演」を行った。日時は11月24日(土) 、場所は表参道GROUND。ゲストに、星野みちると伊藤ゆいを招聘。昨年の10周年単独公演に続き、今年もyoshimiバンドを従え。さらに、定期開催しているソロライブでピアノを演奏している岩佐結里も加えた形で行われた。
オープニングを担った伊藤ゆいの気持ちの揺れがダイレクトに伝わる感情的なライブを受け、歌のバトンは、この日の主役のyoshimiへ。
「時は流れ 色褪せない記憶が甦る日は…」、yoshimiのライブは、みずからが生きてゆくうえでの証を示すように『証』から幕を開けた。彼女が視線の先に捉えていたのは、辛苦を刻んだこれまでの心模様?!、それとも、過去を呑み込みながらもこれからも歩みを止めないと誓う強い意志?!。「時は流れ記憶が甦る」日々を胸に刻みながら、彼女はこれからも「この場で輝くから」と力強く宣言。続く新曲の『紅い花』は、雄大さと哀愁を抱いたスケールあふれたバラードナンバー。彼女が見つめていたのは、時の流れさえ呑み込んだ悠久な景色?!。時の旅人と化したyoshimiは、歴史を旅する歌姫となり、儚い定めを持った恋心を、途絶えぬ時間を旅しながら綴れ織ってゆく。
美しく鳴り響くピアノの音色に乗せyoshimiが届けたのは、結婚をする友達へ向けた『belive in love』。新しい未来を踏みだす上での揺れる心模様や、信じた人への愛しき想い。何より、共に明日を歩み続ける人への感謝の気持ちを、yoshimiは幸せを築く想いに変え歌いかける。この歌に包まれている間、誰もが彼女と一緒に温かな幸せと喜びを胸の中に抱いていた。愛しい人に対する素直な感謝の想いが胸にジンと深く、嬉しく染みていった。
前半部の最後に届けたのが、I WiSHのnaoがyoshimiのために曲を提供、みずから作詞をした『ありがとう』。優しく弾むピアノの音色へ想いを重ねるように、yoshimiは透明感を持った歌声を響かせる。みずからを支えてくれる人たちへの感謝の想いを、彼女は「ありがとう」という言葉に込め伝えてきた。つねに感謝の想いを口にするyoshimiらしい心模様の見える楽曲だ。「これからも歌い続けよう」の言葉に、彼女の強い意志を覚えた。何時だってyoshimiは、歌と共に歩み続けることに感謝をしては、その気持ちを胸に一歩一歩その先へ歩を進めてゆく。そんな彼女の優しくも強い意志を込めた『ありがとう』が、心にジンと染みた。
歌のバトンは、ピアノの弾き語りで登場した星野みちるのステージへ。軽やかな表情から愛しい人への想いまで、その心模様を感情揺れ動く歌声と鍵盤の音色に変え、会場の人たちの心へ響かせてくれた。
舞台は、ふたたびyoshimiのステージへバトンを手渡した。ここからは、ピアニストの岩佐結里をパートナーに歌を届けるアコースティックなコーナーへ。
もの悲しさを抱かせる鍵盤の調べに導かれ、『Top secret』が流れだした。強い情熱を秘めた想いを、yoshimiは壊れそうな歌声に乗せ届けてゆく。不倫という叶わない恋を綴った歌だからこそ、儚すぎる女性の想いへyoshimi自身が気持ちを重ね合わせ、悲哀な想いに心を濡らしていた。その歌声に、触れた人たちの心も切なく揺れていた。
続いて披露した歌が、上野優華のカバーナンバー『おはよう』。yoshimi自身がとてもリスペクトをしているシンガーということから、今回は選曲。「親への感謝の気持ちを込めて歌わせていただきます」と語っていたように、yoshimiは言葉のひと言ひと言を噛みしめながら、想いを歌声に乗せ優しく場内へ染み渡らせる。その視線の先に見ていたのは、愛しい母親の表情?。言葉の一つ一つをみずからの身体へ染み渡らせるように歌うその姿へ、会場中の人たちの視線も釘付けになれば、愛しい歌声に誰もが心を寄り添えていた。
「正直歌おうか迷ったんですけど、でも大好きなアーティストなので歌いたいなぁと思って」の言葉に続いて、岩佐結里のピアノ演奏とのコラボステージの最後に選んだのが、三浦大知のバラードナンバー『ふれあうだけで~Always with you~』。優しいピアノの音色の上で、yoshimiは気持ちを明るく解き放つよう心軽やかに歌いあげた。透明感を持ったその歌声が、心を浄化してゆく。歌が進むごとに心が澄み渡る意識を覚えていたのは、yoshimiの歌が愛しい想いで包み込んでくれたから?!。純粋さを覚える歌声に、誰もが心温かく抱かれていた。
ここからは、ふたたびバンドコーナーへ。優しいピアノの音色に導かれたのが、『ベストフレンド』。鍵盤の旋律に寄り添いながら、想いを馳せるように歌うyoshimi。彼女の気持ちが脹らむごと、その演奏も優しさを膨らませる。別々の道へ歩み始めた大切な友達へ向けた想いが、大好きな親友のことを思いやる温かい心模様がyoshimiの歌声から見えてきた。誰もが心に抱いているだろう大事な人への想いを、彼女の歌が呼び覚ましてくれた。
「声が枯れるまで 心届け歌うから」。yoshimi自身の歌い続ける想いや姿勢を示した『Song for you』だ。yoshimiは、「朽ちるまで歌い続けよう」と強い意思を届けてゆく。「星の数ほどいる中からわたしを見つけてくれて」という歌詞は、とても控えめな彼女らしい想い。同時にyoshimiは、「限りある時間をあなたと一緒に 刻み続けていきたい」と、歌い続ける決意も示していた。いや、この日のライブ自体、彼女が歌い続けてゆくための宣言とも言うべき内容だ。11周年も、yoshimiにとっては長き道の過程でしかないのだから。
最後は、ノリよく華やかな曲たちを連投だ。輝きを持って広がる『タイムカプセル』の演奏に乗せ、光射す歌声を届けるyoshimi。何時しか観客たちも立ち上がり、熱く手拍子をしながら彼女の歌声を受け止めていた。何処かノスタルジックな香りを抱きながらも、心を前へ前へと突き動かす楽曲だ。yoshimiの歌を先導に、このまま温かさに包まれていたい。デジタルな要素と生演奏をミックス、高揚した歌始まりの『Second position』の登場だ。エレクトロ/トランスなスタイルを持ったダンスナンバーのように、躍動するグルーヴの上で彼女は拳を突き上げ、沸き上がる気持ちを、突き抜ける晴れた歌声に乗せぶつけだす。その歌声は、触れた人たちの気持ちを熱く高ぶらせる。演奏が進むにつれ熱と躍動が増せば、うねりもどんどん脹らんでいく。熱狂が場内を大きく包み込む。そして…。
最後にyoshimiは、スペイシーでトランシー/躍動するダンスロックなスタイルに昇華した『monochrome』をプレゼント。「モノクロの世界が色づいてゆく」の歌詞通り、どんどん熱を携えカラフルに、光を持って駆けだす歌声と演奏。哀切なサビ歌に胸がキュッと疼きながらも、熱を持った演奏に触発され、熱く気持ちが高ぶる。何時しか会場中の人たちが感情のストッパーを壊し、声を上げ騒ぎ続けていた。突き上がる拳と絶叫に染まる場内。声を上げ、煽るyoshimi。やはり彼女には、熱狂した光景がよく似合う。
アンコールの演奏前、yoshimiに導かれ、星野みちる、伊藤ゆいが舞台に登場。3人で会話をしたあとは、ふたたびバンド編成を従えたライブへ。
アンコールは、新曲の『キンモクセイ』からスタート。秋の景色が似合う、気持ちを軽やかに弾ませる温かな楽曲だ。親しみ覚える歌に抱かれていると、心がポカポカしてゆく。彼女の伸ばした歌の手を、一緒にギュッと握っていたい。日溜まりの中、少しだけ先の未来に待っていて欲しい幸せの姿を共に見つめ合っていたい。
「みなさんへの感謝の想いを込めて」、最後にyoshimiは、ふたたび『ありがとう』を届けてくれた。これからも歌い続けてゆく強い意志を、その道のりを応援してくれる仲間たちと共に進もうと約束を交わすように、yoshimiは歌声で指切りを求めてきた。「ありがとう」と歌声を繰り返すたびに、会場に訪れた人たちも、心の中で同じ想いをyoshimiへ届けていた。彼女と一緒に未来へ歩み続ければ、何も怖くない。気持ちを晴れた世界へ導く歌に触れながら、誰もがこれからもyoshimiと、d-girlsと一緒に歩みを刻み続けようと約束を交わしていた。
11年という道のりは、生涯歌い手として歩み続けるyoshimiにとっては、まだまだ道半ばの年月だ。でも、これまでのいろんな想いを背負った歩みがあるからこそ、彼女はそれを力に、これからも未来を描き続けようとしている。その歩み、これからも記録し続けたい。
TEXT:長澤智典
yoshimi twitter
https://twitter.com/yoshimi_1106
SHOWROOM
https://www.showroom-live.com/sugimoto_yoshimi
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https://twitter.com/d_girls_FD
d-girls official web
https://d-girls.info/
★インフォメーション★
2018/12/28 yoshimi定期公演@池袋RED-Zone
―セットリスト―
『証』
『紅い花』
『belive in love』
『ありがとう』
『Top secret』
『おはよう』
『ふれあうだけで~Always with you~』
『ベストフレンド』
『Song for you』
『タイムカプセル』
『Second position』
『monochrome』
-ENCORE-
『キンモクセイ』
『ありがとう』