2018年5月16日(水)  - ITレジリエンス(回復力)の業界リーダーであるZerto Ltd(本社:米国マサチューセッツ州ボストン、CEO:Ziv Kedem)の日本支社であるZerto Japan(本社:東京都港区、カントリーマネージャー ジャパン&コリア 松澤 正芳、以下Zerto)は、IBM Servicesと提携し、IBM ServicesのIBM レジリエンシー・オーケストレーションに対して、Zertoのレプリケーションエンジンを提供することを「IBM Think 2018」で発表しました。具体的には、「Zerto IT Resilience Platform™」をIBMの「DRaaSソリューション」を通じてIBMの顧客が利用することが可能となり、仮想インフラのシンプルかつ迅速な自動リカバリを実現します。

IBMレジリエンシー・オーケストレーションは、IBMのメインフレーム、IBM System (IBM AIX, IBM i)、 SUN SolarisまたはHP-UXシステムにおいて、多くの仮想および物理ワークロードのリカバリを支援し、アプリケーションの一貫したリカバリを可能にします。また、ヘテロジニアスな環境下においてもシステム復旧のワークフローを自動化し、予測精度の高いシンプルかつ常時稼働の運用を可能にすることで、リスク、コスト、テスト、およびリカバリタイムの削減に貢献します。

IBM レジリエンシー・オーケストレーションは、システム復旧やサイバーレジリエンシ-向けに開発されており、顧客のオンプレミス環境、IBM Cloud、並びにIBMのレジリエンシ-データセンターで利用可能で、ソフトウェアおよびマネージドサービスの両形態で運用することができます。また、Zertoのレプリケーション技術、VMwareスタック、IBMレジリエンシー・オーケストレーションを用いたIBMマネージドサービスでは、一元化されたダッシュボードで管理し、利用することができます。

IBM レジリエンシー・オーケストレーションとZertoのレプリケーション技術を組合せることで、以下の内容を実現します:

・ システム復旧の運用を簡素化
・ オンプレミスまたは複数のクラウドにわたり、システム復旧に対応
・ 複雑性とリスクの削減
・ 自動化により時間を節約
・ システム全体にわたるレポーティングおよび事業継続/システム復旧のテストを改善
・ リカバリのライフサイクルアプローチを実現

各社のコメント:
「Zertoのレプリケーション技術により、IBMの顧客は基盤として利用されている技術にかかわらず、仮想化されたワークロードを迅速にリカバリできるようになります。IBMとZertoを組合せたソリューションは、仮想および物理インフラのメリットを生かしたレガシーアプリケーションの運用において、企業組織が抱える多くのITレジリエンスの課題の解決に貢献します」(Zerto、グローバルビジネスデベロップメント担当ディレクタ、Mehran Hadipour)。

「ハイブリッドなIT環境におけるシンプル性は、DRaaSソリューションにとって重要な構成要素であり、お客様のリカバリ戦略において優れた操作性と実行可能性が高く評価されています。私たちの多くのお客様は、総合的なシステム復旧環境を管理できるプロバイダを探しており、複数のクラウドや、メインフレームまたは他の物理デバイスなどの基盤技術に対応する必要があります。Zertoと提携することにより、私たちはベストオブブリードの一貫した可用性を手に入れ、お客様に対して求められているシンプルかつシームレスなモデルを提供することが可能になります」(IBM Business Resiliency Services、グローバルポートフォリオ担当バイスプレジデント、Daniel Witteveen氏)。

「日本のお客様においても、ITインフラの多様化・複雑化によりお客様のビジネス継続に対するシステム停止のリスクは増大する傾向となってきています。近年話題になる、サイバーインシデントへの防御策は多くのお客様が実施していますが、サイバー攻撃によりシステムを停止せざるを得ない状況になった場合を想定した事業継続計画の立案、実行をしているお客様は多くはありません。サイバーインシデントを一つの被災リスクと想定し、ビジネスへの影響を最小化し、ビジネス復旧するために自動化技術を活用することで、復旧環境の実効性を高め、システムの早期復旧を実現する事が必要となります。IBM レジリエンシー・オーケストレーションのレプリケーション技術としてZertoを活用することで、日本のお客様が求めている実効性の高いシステム復旧環境をご利用いただけます」(日本アイ・ビー・エム株式会社 ビジネス・レジリエンシー・サービス事業部長 高瀬 正子 氏)

関連情報
・ ZertoとIBMは、IBM Thinkカンファレンスにて本ソリューションを展示しました。Zertoはブース番号243に出展し、ブースでは、ZertoのIT Resilience Platform を活用したIBM Cloudにおける双方向的なレプリケーションを紹介しました。

・ ZertoおよびIBMの顧客であるMetLife, Inc.は、「IBM CloudとZertoを活用することで、MetLifeがどのように『信頼できる補償』を提供しているか」と題したプレゼンテーションを行いました。MetLifeは、Zertoを活用していかに膨大なワークロードを移行し、卓越したパフォーマンス、並びに従量課金モデルを提供することができたかについて説明しました。本セッションは2018年3月  20日(火)に開催されました(11:30am / Lagoon C: セッションID:9057A)。
日本国内では、日本アイ・ビー・エム株式会社主催の「Think Japan」への出展を予定しており、会場にてIBM レジリエンシー・オーケストレーションとZerto バーチャル・レプリケーションのソリューションを展示させて頂きます。

【Zertoについて】
Zertoは、ビジネス環境の変化およびクラウドの活用に伴うリスクと複雑性を排除することにより、お客様のITトランスフォーメーションの加速を支援しています。複数のレガシーソリューションを単一のITレジリエンス(回復力)プラットフォームにリプレースすることで、ディザスタリカバリ、データ保護、そしてクラウドの管理方法に変革をもたらします。エンタープライズ規模のスケーラビリティを備えたZertoのソフトウェアプラットフォームは、継続的な可用性により、「止まらない」カスタマーエクスペリエンスを提供し、ワークロードのモビリティ(移動性)をシンプル化することで、ハイブリッドおよびマルチクラウドにわたるアプリケーションの保護、リカバリ、そしてクラウド間の自由な移動を実現します。Zertoは世界中6,000以上のお客様に採用されており、Microsoft Azure、IBM Cloud、AWS、Sungardをはじめとする350以上のクラウドサービスプロバイダに対応したレジリエンスサービスを提供しています。詳細はwww.zerto.com/jp をご覧下さい。

【本プレスリリースに関するお問合せ】
Zerto Japan(ゼルトジャパン)
〒105-0022
東京都港区海岸1-2-3
汐留芝離宮ビルディング21F
Tel:
www.zerto.com/jp


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