2018/03/20 10:42
運輸・交通業
航空業界の専門知識をサイバーセキュリティの専門知識と組み合わせたエフセキュアの新サービスが航空会社の貴重な資産を保護します
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航空業界は信頼がすべてです。もしサイバー攻撃を許してしまえば、たとえそれが機内エンターテイメントシステムへの小規模な攻撃であっても、航空会社や航空業界全体への信頼が損なわれてしまう可能性があります。
そこで、グローバルサイバーセキュリティープロバイダーのエフセキュア(F-Secure、本社:フィンランド ヘルシンキ、日本法人:エフセキュア株式会社)はこのたび、航空サイバーセキュリティサービスの提供を開始しました。
このサービスは、航空関連企業の航空機、インフラストラクチャ、データ、および企業ブランドを保護する目的で構築されています。
サイバーセキュリティは、多くの業界にとって重要な問題として浮上してきましたが、航空業界もその例外ではありません。2015年のPwC社の調査によると、航空業界のCEOの85%がサイバーセキュリティを重大なリスクとして認識していることが分かっています(*)。
エフセキュアの航空サイバーセキュリティサービスの責任者で元パイロットのHugo Teso(ヒューゴ・テソ)は次のように述べています。「多くの業界が長年にわたってデータ侵害やサイバー攻撃に対処してきた一方で、航空業界に起こっている大きな変化が航空会社に新たなリスクをもたらしています。既製の通信技術を航空機へ適用する試みによって、セキュリティはこれまで以上にやっかいなものになっています。なぜなら、これらの既製の技術は航空会社の厳しい安全要件を満たすために開発されたものではないからです。今や航空業界はサイバーセキュリティを最優先課題としています。しかし、この業界にはサイバーセキュリティと航空運航業務の両方に精通しているパートナーが求められているのです。なぜなら、詳細な運航業務が全体に大きな影響を及ぼす業界だからです。」
エフセキュアの航空サイバーセキュリティサービスは、航空会社や関連企業の業務をゼロから見直して保護するために設計されました。このサービスには、航空電子機器、地上システム、およびデータリンクのセキュリティ評価と、脆弱性スキャン、セキュリティ監視、インシデント対応サービス、そしてITマネージャーやキャビン/コックピット乗務員向けのサイバーセキュリティに特化したトレーニングが含まれています。これらを1つのパッケージに統合して提供することで、航空会社はサイバー攻撃に対する運用を堅牢化することができます。
セキュリティ評価は、航空サイバーセキュリティにおいて特に重要な役割を果たします。航空会社や製造業者がデバイスやサービスを認証しようとする前に潜在的な問題を発見することができます。セキュリティ評価は、特定のハードウェアやソフトウェアなどの個々の要素に焦点を当てるだけでなく、航空機プログラム全体における異種システム間の相互作用など、より広範な問題にも重点的に取り組むことができます。
エフセキュアのハードウェアセキュリティの責任者であるAndrea Barisani(アンドレア・バリサーニ)は、航空機および航空電子機器の製造会社に対してセキュリティ評価を10年近く実施してきた専門家チームを牽引しています。特に、航空機システムの双方向通信を制限することによって最悪の事態を軽減する防御メカニズムであるデータダイオードの設計と検証に注力しています
Barisaniは次のように述べています。「当社がお客様を支援する上で鍵となるのは、未防備だが飛行機の運行にはさほど重要でないシステムが被った侵害から、航空機の安全に不可欠なシステムへの感染をいかにして防ぐかという課題です。ここで中心となる保護手段は、システムを異なる“信頼できるドメイン”に分け、次に異なるドメインのシステムの相互作用を制御することです。これにより、乗客が利用するWi-Fiサービスのようなドメインでのセキュリティ問題が、航空機制御や上空から地上へのデータリンクに代表される安全に不可欠なシステムに影響が及ばないようにします。」
しかし、本サービスは単に異なる技術や要素を評価するだけではありません。Tesoによれば、航空会社を支援して、すべての運用とシステムに対する長期的なセキュリティ保護を達成することを目的としています。
「航空業界は、信頼こそがすべてであり信頼を失うとビジネスも失うことを肝に銘じています。また、この業界にとってサイバーセキュリティは比較的新しい課題ではあるものの、技術、運用、脅威が進化するにつれて、問題を迅速に解決し、潜在的な問題には一歩先んじる必要があることを良く理解しています。」とTesoは述べます。「航空会社にとってセキュリティとセーフティーは一体化したものであることは明確です。したがって、乗客のデータを盗むためにデータベースをハッキングするなど、実際には航空機の安全性に影響を及ぼすことを意図していない攻撃であっても、航空業界にとっては顧客の信頼を損なう恐れのある絶対に容認することのできないリスクなのです。」
*出典:https://www.pwc.com/us/en/industrial-products/publications/assets/pwc-airline-industry-perspectives-cybersecurity.pdf
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■エフセキュアについて
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https://www.f-secure.com/ja_JP/
サイバーセキュリティの先駆者として、エフセキュアは30年間にわたってサイバーセキュリティ変革を推進し、何万社もの企業や何百万人もの消費者を守り続けてきました。エンドポイント保護や、エンドポイントでの検出と対応領域での卓越した経験を活かし、高度なサイバー攻撃やデータ侵害、広範なランサムウェア感染に至るまでの脅威から企業や消費者を保護しています。エフセキュアの高度なテクノロジーは、ライブセキュリティと呼ばれる、コンピュータを活用した機械学習の力と、世界的に著名なセキュリティラボのスタッフの専門知識とを組み合わされて生まれています。エフセキュアのセキュリティ専門家は、他のどの企業よりも多くヨーロッパのサイバー犯罪現場の捜査に協力しています。また、エフセキュアの製品は、200社以上のブロードバンド事業者、モバイル事業者や数千社のパートナーによって世界中で販売されています。エフセキュアは1988年に設立され、NASDAQ OMX Helsinki Ltdに上場しています。
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航空業界は信頼がすべてです。もしサイバー攻撃を許してしまえば、たとえそれが機内エンターテイメントシステムへの小規模な攻撃であっても、航空会社や航空業界全体への信頼が損なわれてしまう可能性があります。
そこで、グローバルサイバーセキュリティープロバイダーのエフセキュア(F-Secure、本社:フィンランド ヘルシンキ、日本法人:エフセキュア株式会社)はこのたび、航空サイバーセキュリティサービスの提供を開始しました。
このサービスは、航空関連企業の航空機、インフラストラクチャ、データ、および企業ブランドを保護する目的で構築されています。
サイバーセキュリティは、多くの業界にとって重要な問題として浮上してきましたが、航空業界もその例外ではありません。2015年のPwC社の調査によると、航空業界のCEOの85%がサイバーセキュリティを重大なリスクとして認識していることが分かっています(*)。
エフセキュアの航空サイバーセキュリティサービスの責任者で元パイロットのHugo Teso(ヒューゴ・テソ)は次のように述べています。「多くの業界が長年にわたってデータ侵害やサイバー攻撃に対処してきた一方で、航空業界に起こっている大きな変化が航空会社に新たなリスクをもたらしています。既製の通信技術を航空機へ適用する試みによって、セキュリティはこれまで以上にやっかいなものになっています。なぜなら、これらの既製の技術は航空会社の厳しい安全要件を満たすために開発されたものではないからです。今や航空業界はサイバーセキュリティを最優先課題としています。しかし、この業界にはサイバーセキュリティと航空運航業務の両方に精通しているパートナーが求められているのです。なぜなら、詳細な運航業務が全体に大きな影響を及ぼす業界だからです。」
エフセキュアの航空サイバーセキュリティサービスは、航空会社や関連企業の業務をゼロから見直して保護するために設計されました。このサービスには、航空電子機器、地上システム、およびデータリンクのセキュリティ評価と、脆弱性スキャン、セキュリティ監視、インシデント対応サービス、そしてITマネージャーやキャビン/コックピット乗務員向けのサイバーセキュリティに特化したトレーニングが含まれています。これらを1つのパッケージに統合して提供することで、航空会社はサイバー攻撃に対する運用を堅牢化することができます。
セキュリティ評価は、航空サイバーセキュリティにおいて特に重要な役割を果たします。航空会社や製造業者がデバイスやサービスを認証しようとする前に潜在的な問題を発見することができます。セキュリティ評価は、特定のハードウェアやソフトウェアなどの個々の要素に焦点を当てるだけでなく、航空機プログラム全体における異種システム間の相互作用など、より広範な問題にも重点的に取り組むことができます。
エフセキュアのハードウェアセキュリティの責任者であるAndrea Barisani(アンドレア・バリサーニ)は、航空機および航空電子機器の製造会社に対してセキュリティ評価を10年近く実施してきた専門家チームを牽引しています。特に、航空機システムの双方向通信を制限することによって最悪の事態を軽減する防御メカニズムであるデータダイオードの設計と検証に注力しています
Barisaniは次のように述べています。「当社がお客様を支援する上で鍵となるのは、未防備だが飛行機の運行にはさほど重要でないシステムが被った侵害から、航空機の安全に不可欠なシステムへの感染をいかにして防ぐかという課題です。ここで中心となる保護手段は、システムを異なる“信頼できるドメイン”に分け、次に異なるドメインのシステムの相互作用を制御することです。これにより、乗客が利用するWi-Fiサービスのようなドメインでのセキュリティ問題が、航空機制御や上空から地上へのデータリンクに代表される安全に不可欠なシステムに影響が及ばないようにします。」
しかし、本サービスは単に異なる技術や要素を評価するだけではありません。Tesoによれば、航空会社を支援して、すべての運用とシステムに対する長期的なセキュリティ保護を達成することを目的としています。
「航空業界は、信頼こそがすべてであり信頼を失うとビジネスも失うことを肝に銘じています。また、この業界にとってサイバーセキュリティは比較的新しい課題ではあるものの、技術、運用、脅威が進化するにつれて、問題を迅速に解決し、潜在的な問題には一歩先んじる必要があることを良く理解しています。」とTesoは述べます。「航空会社にとってセキュリティとセーフティーは一体化したものであることは明確です。したがって、乗客のデータを盗むためにデータベースをハッキングするなど、実際には航空機の安全性に影響を及ぼすことを意図していない攻撃であっても、航空業界にとっては顧客の信頼を損なう恐れのある絶対に容認することのできないリスクなのです。」
*出典:https://www.pwc.com/us/en/industrial-products/publications/assets/pwc-airline-industry-perspectives-cybersecurity.pdf
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■エフセキュアについて
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https://www.f-secure.com/ja_JP/
サイバーセキュリティの先駆者として、エフセキュアは30年間にわたってサイバーセキュリティ変革を推進し、何万社もの企業や何百万人もの消費者を守り続けてきました。エンドポイント保護や、エンドポイントでの検出と対応領域での卓越した経験を活かし、高度なサイバー攻撃やデータ侵害、広範なランサムウェア感染に至るまでの脅威から企業や消費者を保護しています。エフセキュアの高度なテクノロジーは、ライブセキュリティと呼ばれる、コンピュータを活用した機械学習の力と、世界的に著名なセキュリティラボのスタッフの専門知識とを組み合わされて生まれています。エフセキュアのセキュリティ専門家は、他のどの企業よりも多くヨーロッパのサイバー犯罪現場の捜査に協力しています。また、エフセキュアの製品は、200社以上のブロードバンド事業者、モバイル事業者や数千社のパートナーによって世界中で販売されています。エフセキュアは1988年に設立され、NASDAQ OMX Helsinki Ltdに上場しています。