片山和之上海総領事の記者会見動画とリポートが公開、新著『対中外交の蹉跌』軸に
  http://duan.jp/item/241.html 

【日本僑報社発】日本僑報社から新著『対中外交の蹉跌―上海と日本人外交官』を刊行した片山和之・在上海総領事が8月3日、東京都内の日本記者クラブで行った会見の動画とリポートがこれまでにインターネット上で公開された。
会見は「著者と語る」と題し、片山氏は戦前の上海における日本人外交官の足跡をたどる著書『対中外交の蹉跌』を軸に、上海からみた日中関係の現状や課題などについて語り、記者の質問に答えた。

日本記者クラブは、片山氏の会見について「現在、通算5度目の中国勤務中。近著では戦前の上海駐在日本人外交官の紹介を通じ当時の対中外交の限界を分析。『今の上海人はビジネスライク。起業家精神が旺盛で日本への関心も高い。日本の対中関心低下は国力の差を一層拡大させる』との危機感も表明」と紹介した。
司会は、坂東賢治・日本記者クラブ企画委員(毎日新聞)が務めた。
 公開された会見動画とリポートは以下の通り。

*「片山和之在上海総領事 著者と語る『対中外交の蹉跌 上海と日本人外交官』 2017.8.3」
https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/34880/report 

 

■『対中外交の蹉跌 ―上海と日本人外交官―』
在上海日本国総領事 片山和之著、日本僑報社刊
http://duan.jp/item/241.html 
――現役上海総領事が見た上海の日本人外交官の軌跡。現代の日中関係に投げかける教訓と視座。大きく変容する上海、そして中国と日本はいかなる関係を構築すべきか? 対中外交の限界と挫折も語る。

【内容紹介】
戦前期上海は、総領事館とともに公使館・大使館事務所が設置され、日本の対中外交上の一大拠点であった。当時の文官エリートであった日本人外交官は、なぜ中国との関係を外交的にマネージすることができず、陸軍に代表される武官エリートに翻弄され、あるいは時として同調することによって、明治の開国以来、近代日本が血と汗をもって営々と築き上げて来た遺産を崩壊させてしまったのか。
上海で活躍した代表的な外交官の足跡を辿ることにより、彼らが果たした役割と限界、そして対中外交の蹉跌の背景と、現代の日中関係に通じる教訓と視座を提示する。
詳細: http://duan.jp/item/241.html 

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