株式会社Jストリーム(マザーズ:4308、本社:東京都港区、代表取締役社長 石松 俊雄、以下Jストリーム)は、株式会社メディアキャスト(本社:東京都品川区、代表取締役 杉本 孝浩、以下メディアキャスト)の協力により、本日11月14日  から2016年12月31日  の間、JストリームのCDN(Content Delivery Network)サービス「J-Stream CDNext」上で、動画配信プロトコル「MPEG-DASH」におけるハイブリッドキャストを使った動画配信実験を実施します。

今回の実験では、複数の符号化方式、様々なビットレートで2K/4K動画を配信し、イベントメッセージ信号による受信機制御や、デジタル著作権管理技術DRM(Digital Rights Management)を施した実際の商用サービス環境に近い実験環境において、市販受信機での再生を検証します。放送と通信の連携サービスであるハイブリッドキャストは、IP経由で動画配信するためにも重要な放送技術として位置付けられており、Jストリームは、今回の実験で得られた結果や課題を、ハイブリッドキャストに関連する新しいサービスの事業展開に役立てます。

今回の実験は、今後期待されるIP経由での2K/4K動画配信に向けて、今までJストリームが培ってきたCDNを含む動画配信技術と、メディアキャストのハイブリッドキャストやテレビ受信機特性などのノウハウを活かし実施するもので、当実験の内容は、来る11月16日(水)  ~18日(金)幕張メッセで開催される国際放送機器展 (InterBEE 2016)のメディアキャストブースで展示・紹介する予定です。

◇国際放送機器展 (InterBEE 2016)
会期:2016年11月16日(水)  ~18日(金)
会場:幕張メッセ
メディアキャストブース:ICT/クロスメディア部門 / ホール8 / 小間番号 8202
http://www.inter-bee.com/ja/


◆ 実験の概要
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ハイブリッドキャストを使い、MPEG-DASHで以下の動画配信実験を実施します。
・IPTVフォーラムが策定した2種類の符号化方式「H.264/MPEG-4 AVC」、および「H.265/MPEG-H HEVC」に おける市販受信機での再生テスト
・MPEG-DASHプレイヤーは「dashNX.js」を使用
・2Kおよび4Kでの市販受信機での再生テスト
・様々なビットレートによる市販受信機での再生テスト
・CDN(Content Delivery Network)を経由した動画配信による市販受信機での再生テスト
※JストリームのCDNサービス「J-Stream CDNext」を使用
・DRM(Digital Rights Management)を使った動画配信による市販受信機での再生テスト
※JストリームのDRMサービス「SecureCast Plus」のMicrosoft PlayReady DRMを使用


…………………………………
◇ MPEG-DASHとは
MPEG-DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)は、マルチデバイス向けにHTTPプロトコルを使った動画配信プロトコルの国際標準規格です。一般社団法人IPTVフォーラムは、2014年12月  「ハイブリッドキャスト技術仕様2.0版」において、VOD(Video On Demand)などで使用する動画配信方式としてMPEG-DASHを採用しました。
…………………………………
◇ ハイブリッドキャストとは
ハイブリッドキャストは、放送波の中にインターネット上のコンテンツの取得を指示する制御信号を組込み、テレビ放送と、HTML5で記述されたWebコンテンツとの融合を可能にする次世代放送サービスです。放送サービスと通信サービスをシームレスに連携させた新しいサービスを可能な上、スマートフォンやタブレット端末などのセカンドスクリーンとの連携も可能なことから、次世代テレビ放送サービスを実現する中核として注目されています。
…………………………………

このプレスリリースを 
PDFでダウンロードする or QRコード印刷する


👤 発行者について

株式会社メディアキャスト

前へ | 次へ
🗾 東京都