2016/09/20 10:35
情報・通信
デスクトップ環境の統合一元管理と運用効率化を実現 / 仮想マシンごとに環境を分離し、感染被害の拡大を効果的に防止
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、株式会社生活の木(本社:東京都渋谷区、代表取締役 重永 忠)のVDI(仮想デスクトップ基盤)構築プロジェクトにおいて、ネットワールドが提供するデスクトップ仮想化製品「VMware Horizon」(以下 Horizon)と、ネットワーク仮想化製品「VMware NSX」(以下 NSX)が採用され、8月から本番稼動を開始したことを発表します。
生活の木では、従来は約300台のクライアントPCを2年ごとに更新しており、その運用に多くの工数がかかっていましたが、VDI化したことで、障害発生時にも業務復旧時間を格段に短縮でき、スタッフ増員の際の個別PCの対応が不要となり、大幅な効率化・省力化が図られています。
また、仮想化基盤監視ツール「VMware vRealize Operation for Horizon」でVDI環境の状況監視が可能となり、さらに、高速画面転送プロトコル「PCoIP」により快適な業務環境が確保されています。
同社は海外の取引先との英文メールが多く、標的型攻撃などのリスクも高いため、万一の感染などによる被害を最小限に抑えられる対策を講じることが課題でした。NSXを導入したことで、仮想デスクトップを利用する各ユーザーのセキュリティ設定なども、Active Directoryと連携して一括で行えるようになり、「マイクロセグメンテーション」機能により、1つの仮想マシンが感染した際も周囲に被害が及ぶ心配がなくなりました。
同社では、NSXを将来的にはSDN(Software Defined Network)実現に向けたツールとしても活用を進めていく計画で、ネットワールドは、同社のパートナーであるリコージャパン株式会社と協働で、今後の取り組みを支援していきます。
◆ 導入背景
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生活の木は、ハーブやアロマテラピー等、それらのパイオニア企業として、約40年にわたり多彩な商品群を提供しており、原材料の調達から開発、製造、卸売、小売に至るまで、すべて自社内で手がける一環流通体制により、市場ニーズに基づいた商品・サービスを展開しています。
同社では、本社と岐阜工場の業務システム群を仮想化するなど、各種ICT基盤の環境整備にも力を注いできました。今回、新たな取り組みとして、社内クライアントPCの運用管理負担の軽減と、情報セキュリティリスクの低減を目的として、本社並びに全国約120ヶ所の店舗で稼動するクライアントPCのVDI(仮想デスクトップ基盤)化に着手しました。従来は約300台のクライアントPCを2年ごとに更新しており、その運用に多くの工数が掛かっていました。また、海外の取引先との英文メールのやりとりも多く、標的型攻撃などのリスクも高いため、万一の感染などによる被害を最小限に抑えられるようにすることが課題でした。
◆ システムの概要と選定ポイント
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今回、本社と岐阜工場の仮想化基盤の刷新とデータセンター移行も同時に実施し、VMware製品群を全面採用しました。VDI基盤も同じVMware製品にすることで運用を一元化し、信頼性・安定性を向上できます。また、仮想化基盤監視ツール「VMware vRealize Operation for Horizon」で、VDI環境の状況監視が可能なこと、高速画面転送プロトコル「PCoIP」で快適な業務環境を損なわないことも評価されました。
さらに、セキュリティ強化の点では、NSXの最大の特長である「マイクロセグメンテーション」がポイントとなりました。従来型のセキュリティ対策では、セグメント内部にまで侵入した脅威への対処が困難という問題がありましたが、NSXでは、仮想NIC単位でのセキュリティ設定が可能なため、個々の仮想マシンレベルでの対策が可能となりました。これにより、1つの仮想マシンが感染したとしても、周囲に被害が及ぶ心配はありません。
同社は、クライアントのアプリケーション環境を、店舗用と本社用で整理していたため、マスターイメージの数も3種類程度で収まっていましたが、一部のクライアントについては、アプリケーションのライセンスの関係で、ユーザーとデスクトップを固定的に紐付ける必要がありました。フルクローンで対応するとマスターイメージの数が増えてしまうため、アプリケーション専用のボリュームをOSイメージとは別に配布するアプリケーション配信機能「VMware App Volumes」の導入により解決を図りました。これにより、ユーザーはこのボリュームを自らの環境に追加するだけで、すぐに必要なアプリケーションを利用できるため、展開スピードは飛躍的に向上し、リンククローン方式であっても、各ユーザー専用のアプリケーション環境をそのまま保持し続けることができます。
◆ 導入成果と今後の展開
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新しいVDI基盤は、2016年8月 より段階的に本番稼動開始し、まずは全国約120ヶ所の店舗用ノートPCをVDIに移行し、本社オフィスのデスクトップおよびノートPCも順次移行を進めていく計画です。
導入直後の成果としては、店舗のクライアントに障害やトラブルが発生した場合、従来は本社への回収や修理作業、拠点への再配送などで2~3日を要することがありましたが、現在では、VDI基板上に業務環境が集約されているので、速やかに代替機を発送するだけで済み、業務復旧時間を格段に短縮することができました。また、スタッフの増員の際なども、従来のように個別PCごとに環境を作り込む必要がなくなったため、大幅な効率化・省力化が図られています。
セキュリティについては、NSXを導入したことで、仮想デスクトップを利用する各ユーザーのセキュリティ設定なども、Active Directoryと連携して一括で行えるようになり、大幅に改善されました。同社では、将来的にはSDN(Software Defined Network)実現に向けたツールとしても活用を進めていく計画です。
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、株式会社生活の木(本社:東京都渋谷区、代表取締役 重永 忠)のVDI(仮想デスクトップ基盤)構築プロジェクトにおいて、ネットワールドが提供するデスクトップ仮想化製品「VMware Horizon」(以下 Horizon)と、ネットワーク仮想化製品「VMware NSX」(以下 NSX)が採用され、8月から本番稼動を開始したことを発表します。
生活の木では、従来は約300台のクライアントPCを2年ごとに更新しており、その運用に多くの工数がかかっていましたが、VDI化したことで、障害発生時にも業務復旧時間を格段に短縮でき、スタッフ増員の際の個別PCの対応が不要となり、大幅な効率化・省力化が図られています。
また、仮想化基盤監視ツール「VMware vRealize Operation for Horizon」でVDI環境の状況監視が可能となり、さらに、高速画面転送プロトコル「PCoIP」により快適な業務環境が確保されています。
同社は海外の取引先との英文メールが多く、標的型攻撃などのリスクも高いため、万一の感染などによる被害を最小限に抑えられる対策を講じることが課題でした。NSXを導入したことで、仮想デスクトップを利用する各ユーザーのセキュリティ設定なども、Active Directoryと連携して一括で行えるようになり、「マイクロセグメンテーション」機能により、1つの仮想マシンが感染した際も周囲に被害が及ぶ心配がなくなりました。
同社では、NSXを将来的にはSDN(Software Defined Network)実現に向けたツールとしても活用を進めていく計画で、ネットワールドは、同社のパートナーであるリコージャパン株式会社と協働で、今後の取り組みを支援していきます。
◆ 導入背景
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生活の木は、ハーブやアロマテラピー等、それらのパイオニア企業として、約40年にわたり多彩な商品群を提供しており、原材料の調達から開発、製造、卸売、小売に至るまで、すべて自社内で手がける一環流通体制により、市場ニーズに基づいた商品・サービスを展開しています。
同社では、本社と岐阜工場の業務システム群を仮想化するなど、各種ICT基盤の環境整備にも力を注いできました。今回、新たな取り組みとして、社内クライアントPCの運用管理負担の軽減と、情報セキュリティリスクの低減を目的として、本社並びに全国約120ヶ所の店舗で稼動するクライアントPCのVDI(仮想デスクトップ基盤)化に着手しました。従来は約300台のクライアントPCを2年ごとに更新しており、その運用に多くの工数が掛かっていました。また、海外の取引先との英文メールのやりとりも多く、標的型攻撃などのリスクも高いため、万一の感染などによる被害を最小限に抑えられるようにすることが課題でした。
◆ システムの概要と選定ポイント
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今回、本社と岐阜工場の仮想化基盤の刷新とデータセンター移行も同時に実施し、VMware製品群を全面採用しました。VDI基盤も同じVMware製品にすることで運用を一元化し、信頼性・安定性を向上できます。また、仮想化基盤監視ツール「VMware vRealize Operation for Horizon」で、VDI環境の状況監視が可能なこと、高速画面転送プロトコル「PCoIP」で快適な業務環境を損なわないことも評価されました。
さらに、セキュリティ強化の点では、NSXの最大の特長である「マイクロセグメンテーション」がポイントとなりました。従来型のセキュリティ対策では、セグメント内部にまで侵入した脅威への対処が困難という問題がありましたが、NSXでは、仮想NIC単位でのセキュリティ設定が可能なため、個々の仮想マシンレベルでの対策が可能となりました。これにより、1つの仮想マシンが感染したとしても、周囲に被害が及ぶ心配はありません。
同社は、クライアントのアプリケーション環境を、店舗用と本社用で整理していたため、マスターイメージの数も3種類程度で収まっていましたが、一部のクライアントについては、アプリケーションのライセンスの関係で、ユーザーとデスクトップを固定的に紐付ける必要がありました。フルクローンで対応するとマスターイメージの数が増えてしまうため、アプリケーション専用のボリュームをOSイメージとは別に配布するアプリケーション配信機能「VMware App Volumes」の導入により解決を図りました。これにより、ユーザーはこのボリュームを自らの環境に追加するだけで、すぐに必要なアプリケーションを利用できるため、展開スピードは飛躍的に向上し、リンククローン方式であっても、各ユーザー専用のアプリケーション環境をそのまま保持し続けることができます。
◆ 導入成果と今後の展開
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新しいVDI基盤は、2016年8月 より段階的に本番稼動開始し、まずは全国約120ヶ所の店舗用ノートPCをVDIに移行し、本社オフィスのデスクトップおよびノートPCも順次移行を進めていく計画です。
導入直後の成果としては、店舗のクライアントに障害やトラブルが発生した場合、従来は本社への回収や修理作業、拠点への再配送などで2~3日を要することがありましたが、現在では、VDI基板上に業務環境が集約されているので、速やかに代替機を発送するだけで済み、業務復旧時間を格段に短縮することができました。また、スタッフの増員の際なども、従来のように個別PCごとに環境を作り込む必要がなくなったため、大幅な効率化・省力化が図られています。
セキュリティについては、NSXを導入したことで、仮想デスクトップを利用する各ユーザーのセキュリティ設定なども、Active Directoryと連携して一括で行えるようになり、大幅に改善されました。同社では、将来的にはSDN(Software Defined Network)実現に向けたツールとしても活用を進めていく計画です。