2016/07/21 15:43
情報・通信
OpenStackに特化して製品、技術、サービスを提供する米ミランティス (Mirantis, Inc. 本社：米カリフォルニア州) の日本法人であるミランティス・ジャパン株式会社 (本社：東京都千代田区、代表取締役社長 磯 逸夫) は、OpenStackの最新リリースであるOpenStack Mitakaベースのディストリビューション最新版「Mirantis OpenStack 9.0」を提供開始します。「Mirantis OpenStack 9.0」は、ライフサイクル管理をシンプルにする充実した機能セットを提供し、プライベートクラウドの運用を容易にします。
ミランティスの共同設立者でCMOのBoris Renski （ボリス・レンスキー）は次のようにコメントしています。
「Mirantis OpenStack 9.0での改良点の多くは、AT&Tやフォルクスワーゲンとの協業など、実際の本番システムでの導入実績に基づいて行ったものです。改良点は主に導入後の運用の領域で、ミランティスがOpenStackのサービスで培った専門的な知識や経験をMirantis OpenStackに取り込み、よりよい成果を生むことができました。Mirantis OpenStack 9.0は、今後、弊社がお客様のプライベートクラウドの構築と運用を支援する際に、非常に価値の高い製品となります。」
OpenStack Mitakaは、13番目のOpenStackのリリース（2016年4月 ）で、345の企業・団体の2,336人の開発者やオペレータ、ユーザーから成るコミュニティにより開発されました。その中で、ミランティスは、担当したMitakaリリースではコミッター数は327名（NO.1）、コアコントリビュータは87名（NO.1）、修正したバグは3,700以上（NO.1）、コントリビュートしたコード数は137万行（NO.1）、そしてレビュー数は52,000（NO.1）です。
OpenStack管理ソフトウェアプロジェクトであるFuelの拡張により、プライベートOpenStackクラウドの運用作業がシンプルになりました。クラウドオペレータは、Fuelを使って、クラウドを自由にスケールアップ/スケールダウンすることができ、クラウドのコンフィギュレーションや、アプリケーションのオーケストレーションやアプリケーションカタログのセルフサービスであるMuranoなどの新しい機能を既存のクラウド環境に導入することができます。また、大規模なクラウドインフラのオペレータは、Fuelのコンフィギュレーションをサードパーティのコンフィギュレーションツールにエクスポートすることが可能となりました。
OpenStackのロギング、監視、アラートを提供する専用ツールであるStackLightが、プライベートクラウドのアップタイムを最大化できるようクラウドオペレータを支援します。
その他の追加拡張により、OpenStackで、ハイパフォーマンスのワークロードを動かすことがより容易になり、SR-IOV、DPDK、NUMA CPU ピニング、およびヒュージページなどにより、NFVI（Network Function Virtualization Infrastructure）のパフォーマンスが向上しています。
アプリケーションオーケストレーション、サービスオーケストレーションにも、TOSCAにより改善が施されており、ビッグデータ用の検証がCloudera社と Hortonworks社により行われています。
※Mirantis OpenStack 9.0は以下からダウンロードできます。
https://software.mirantis.com/openstack-download-form/
※Mirantis OpenStack 9.0の機能、性能向上の詳細は以下をご参照ください。
http://www.mirantis.jp/products/mirantis-openstack-software/what-is-new-in-9-0/
※Webcast 「What’s New in Mirantis OpenStack 9.0」（英語）
https://content.mirantis.com/2016Q3-Webinar---Whats-New-in-Mirantis-OpenStack-9_Landing-Page.html
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■ミランティス社について
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https://www.mirantis.com/ (米本社サイト)
http://www.mirantis.jp/ (日本サイト)
米ミランティスは、ベンダーロックインのないPure PlayのOpenStackベンダーで、OpenStackを利用するためのソフトウェア、サービス、トレーニング、ならびにサポートをトータルに提供します。もっとも多くのお客様が大規模本番システムでOpenStackを利用するにあたり、ミランティスのサービスを利用しています。ミランティスは、OpenStackへのオープンソースソフトウェアの貢献度が世界で最も高い3社の1つであり、Cisco、Comcast、Ericsson、NASA、Samsung、Symantecなどの多くの企業における業界最大規模のOpenStackクラウドシステムの構築や導入を支援しました。ミランティスの本社は米国カリフォルニア州サニーベール市にあり、August Capital、Dell Ventures、Ericsson、Goldman Sachs、Intel、Insight Venture Partners、Sapphire Ventures、Siguler Guff ならびにWestSummit Capitalが投資しています。ツイッターの@mirantisitや@Mirantis_JPにてフォローしてください。
