テレビで複数地点のカメラ映像を自由に選択
今後のTVスポーツ中継に新しい可能性


株式会社サンテレビジョン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長 朝日 義治、以下 サンテレビ)は、来る11月15日(日)  に神戸市内で開催される市民参加型フルマラソン「第5回神戸マラソン」の生中継番組で、ハイブリッドキャストを使った「マルチアングル・ライブストリーミング中継実験」を行います。
この実験中継では、マラソンコース内の複数地点に設置されたカメラからの中継映像の中から、視聴者がどの地点の映像を見るかをリモコン操作で自由に選択して、テレビ画面で視聴することが可能です。

今回の実験中継は、テレビ向けインターネットポータルサービスや映像配信事業を行う株式会社アクトビラ(本社:東京都港区、代表取締役社長 中村 忠司)と、データ放送やハイブリッドキャスト関連で多くの実績を持つ株式会社メディアキャスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役 杉本 孝浩)の技術協力により、業界初の試みとして実現するもので、新しいスポーツのテレビ中継手法として注目されます。

尚、当実験の仕組みについて、来る11月18日(水)  ~20日(金)、幕張メッセで開催される「国際放送機器展(InterBEE2015)」のメディアキャストブース(ホール2、ブース2504)で展示する予定です。


◆実験の背景
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
サンテレビは、毎年、神戸マラソンを生中継しており、スタート地点(神戸市役所前)、クォーターマラソンフィニッシュ地点(須磨浦公園)、折り返し地点(明石海峡大橋付近)、フィニッシュ地点(市民広場付近)などの複数個所からランナーを撮影し、自局のテレビ番組、および、インターネット経由のWebサイトで視聴者に映像を配信してきました。しかし、これまで多くの視聴者からの「テレビでも、自分の好きな地点の映像を見たい!」という要望が寄せられており、実現方法を模索してきました。


◆実験の概要
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ハイブリッドキャストは、放送と通信を密に連携し、放送波で送られるコンテンツとインターネット経由で提供されるコンテンツを組み合わせて、テレビで視聴可能にする技術です。今回の実験では、ハイブリッドキャスト機能を使用して、放送波の映像とは別に、複数地点からの映像を同時にインターネット経由でテレビへ配信する「マルチアングル・ライブストリーミング」サービスを提供します。視聴者は、リモコン操作でテレビ(※)でも任意の映像を選択視聴することができます。
(※ハイブリッドキャスト対応テレビでの視聴が条件となります)

サンテレビは、今回の実験に加えて、データ放送を駆使した様々な企画(全ての視聴者が参加可能なプレゼント応募企画や、ツイッター連携などによる応援メッセージ企画など、)を展開する予定で、”市民参加型マラソン+視聴者参加型の中継番組”として、今後のクロスメディア展開に弾みをつける予定です。


◆番組概要
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
番組名:シスメックス スポーツスペシャルKOBE MARATHON 2015
~ 5-ingマイウェイ ~

放映日時:2015年11月15日(日)  
第1部: 8:30~12:30
第2部:12:30~15:25
第3部:15:25~16:15

※スタートからフィニッシュまで7時間すべて生中継
番組サイト:http://sun-tv.co.jp/kobe_marathon2015/hybridcast

※第5回神戸マラソンの詳細は以下をご覧ください。
 http://kobe-marathon.net/2015/


◆ハイブリッドキャストとは
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ハイブリッドキャストは、放送と通信を密に連携し、放送波で送られるコンテンツとインターネット経由で提供されるコンテンツを組み合わせて、テレビ受信機で視聴できるようにするサービスです。テレビ番組の進行に合わせて、インターネット経由で様々な情報や機能、動画などを提供し、視聴者参加型の双方向番組やCM、スポーツ中継、そして緊急災害情報など多彩なサービスを実現します。
また、近年急速に普及している携帯端末(スマートフォン、タブレットなど)との連携機能も標準で有しており、テレビ受信機と携帯端末を連携させたアプリケーションの提供、テレビを視聴しながら携帯端末でインターネット上の動画再生や特設サイトへの誘導、テレビ画面では表示しきれない情報を補完、あるいは、テレビ受信機とのデータ交換などのサービスも可能です。
ハイブリッドキャストのコンテンツは、HTML5をベースに放送連携機能が拡張された言語で記述されており、他のWebサービスとの親和性も高いのが特長です。
ハイブリッドキャストは、放送を起点として、テレビ受信機や携帯端末とのコンテンツ連動が制御されていることが最大の特長で、放送局(ケーブルテレビ事業者を含む)が主導でサービスを展開することが可能であり、インターネット上のコンテンツを単純にテレビで閲覧再生するスマートテレビの機能とは一線を画すものです。

このプレスリリースを 
PDFでダウンロードする or QRコード印刷する


👤 発行者について

メディアキャスト