2011年04月16日(土)  

報道関係各位

東日本大震災に関する安否情報の検索エンジン「anpi検索」の提供開始
震災情報支援タスクフォース

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被災者の方々の安否情報を、「名前」や「住所」から、家族や友達が、高速に検索できるサービス「anpi検索」を提供します。

当該サービスは、安否情報の網羅性、日本語による柔軟かつ高速な検索を特徴としています。

安否情報検索エンジン「anpi検索」
http://valuser.com/anpi/



1.「anpi検索」提供の背景

(1)被災者情報の背景と目的
今回の大地震は多くの方の安否情報が、不明瞭な状況にあります。

東日本大震災に係る死者・行方不明者は、被災より1ヶ月経った4月12日  時点で、警察庁によると約27,493人と言われ、現在なお安否が不明な被災者の方が多くいらっしゃいます。

今回開発した「anpi検索」は、名前や住所の組み合わせから、安否情報を高速に(1秒以内のクエリーを目標に)提供することを目的としています。


(2)対象となる安否情報
避難所の名簿画像などは、Google Person Finderに登録されており、それらの一部は、Twitterにも随時登録されています。

一方で、Twitter単独で登録されているデータもあります。

データの流れを整理すると、

  被災者の名簿等(またはGoogleユーザー) → Google Person Finder → Twitter

という流れと、

  Twitterユーザー → Twitter

という流れに分類されます。


この二つの流れの合流地点の一つとして、Twitterのハッシュタグ「#anpi」のタイムラインがあります。

「anpi検索」は、このハッシュタグを自動的に整理します。

4/4以降にTwitterに集まった、被災者の安否情報を全文検索できます。(登録件数:28,285件:2011/4/15時点)


参考「#anpi」のタイムライン
http://twitter.com/#!/search/%23anpi


2.「anpi検索」の利用対象者
「anpi検索」は、家族、親族、友達、恋人といった関係者が、被災者の安否情報や行方不明者の手がかりを、効率的に調べることを目的とします。


3.「anpi検索」の特徴
「anpi検索」は、データの網羅性、柔軟なテキスト検索、高速性に特徴があります。

(1)データの網羅性
今回開発した「anpi検索」は、人力でなく、Twitterのハッシュタグ「#anpi」をサーバが、自動的に巡回します。

データ単独の「信頼性」より、むしろデータの「網羅性」を追求した検索ツールです。

被災者の家族や友達が、被災者の安否情報を、データの網羅性を重点において、検索できます。

内部の仕組みとしては、多くの人が利用する短文用掲示板Twitterに4/3以降に集まった被災者の安否情報を、データベース化しています。

4月15日  時点で、28,285件のデータが検索できます。


(2)柔軟なテキスト検索
データの網羅性のために、ノイズを含む場合がありますが、強力なテキスト検索(後述)によって、絞り込みを柔軟に行えるように設計しています。


機械により自動的に整理していきますので、二次的な入力ミスを極力排除し、24時間を通じて、Twitterに登録されたものと同レベルで、テキスト検索を柔軟に実施できます。


(3)高速性
検索結果は、基本的に1秒以内に結果が利用者に届くように設計されています。


複雑な条件検索を行っても、瞬時に利用者に安否情報を届けます。


通常の日本語による高速全文検索が可能です。


現在は新しいデータの順に確認できます。



4.「anpi検索」の提供者
「震災情報支援タスクフォース」が提供しています。

「震災情報支援タスクフォース」とは、東日本大震災に関わる安否情報等の伝達を支援する組織です。

可能な限り早く、整理された震災情報を、被災者の関係者に届けることが目的です。

被災地を支援するボランティア、プログラマー数名により2011年4月3日  に結成されました。


5.その他
その他ご不明な点等あれば、以下のお問い合わせ先に連絡をください。




安否情報検索エンジン「anpi検索」のURL
http://valuser.com/anpi/



※ 文中の社名、商品名は各社の商標または登録商標です。

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【お問い合わせ先】

震災情報支援タスクフォース

メール:
URL:http://valuser.com/anpi/

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