2014 年7月30日(水)  東京発
ファイルサーバの権限管理の最適化を実現するソフトウェア開発会社のリーディングカンパニーある、Varonis Systems, inc.(本社:米国ニューヨーク州、CEO:ヤキ・ファイテルソン)の日本支社であるVaronis Japan(東京都千代田区、カントリーマネージャ:小林 容樹)は本日、同社のオンプレミス・ファイル共有ソリューションであるDatAnywhere(データエニウェア)を、半導体・ディスプレイ・ライフサイエンス産業向けプロセス材料およびプロセス技術におけるグローバルリーダーであるATMI社に導入したことを発表しました。DatAnywhereの導入によって、ATMI社の従業員はあたかもクラウドサービスのファイル共有を利用するが如く、簡単手軽にどこからでもどの端末でも従業員同士、あるいは取引先や協業パートナーとファイルの共有を行うことが可能となりました。その一方で、データソースは既存の社内ファイルサーバに置かれているため、安全が確保されています。

ATMI社はEntergris社の子会社であると同時に、半導体・ディスプレイ・ライフサイエンス産業向けプロセス材料およびプロセス技術におけるグローバルリーダーです。競争の激しい半導体、エレクトロニクス、ライフサイエンスなどの産業では、技術開発と製造効率が継続的成長と収益性に影響する重要な部分となっていますが、ATMIはお客様のプロセス効率化の実現に取り組む企業として知られています。

ATMIのシステム管理部門は、セキュリティや管理の二重化などの観点から、膨大な量の会社の重要なデータを既存の社内ファイルシステムからあえてクラウド等の外部保存先に移動することはしたくないものの、一方で最近急速に増えはじめたコラボレーションへの社内からの要望の高まりに取り組む必要がありました。彼らは沢山のファイル共有ソリューションの候補の中から、大容量のファイル共有を安全かつ手軽に、そして効率的に従業員に提供できるDatAnywhereを選択しました。DatAnywhereのアプローチではデータが社内の既存ファイルシステムにあるため、社内のファイルシステムで導入しているセキュリティそのものによりデータが保護され、社内セキュリティポリシーを変更する必要もありませんでした。また、モバイル端末からのファイルへのアクセスにおいても社内ファイルサーバの権限をそのまま利用できるため、ユーザにとって権限のないフォルダはそもそも表示されず、不用意に無関係のフォルダへアクセスしてデータが漏れる心配もなければ、ファイル共有用に新たな権限設定も不要であるため、システム管理部門の運用管理の二重化の心配もありません。

VaronisのマーケティングVPであるDavid Gibsonは「DatAnywhereなら既存のファイルサーバを簡単にプライベートクラウドのファイル共有に利用することが可能です。重要なデータをクラウド事業者のデータセンターなどの外部に預ける必要もなく、安全に、場所を問わずモバイル端末からでも、従業員同士あるいは顧客や協業パートナーとお互いにコラボレーションすることができます。多くの企業では例え従業員のクラウド利用を禁止したとしても、その従業員たちはシステム管理者には無断で何かしらのクラウドファイル共有サービスを利用しているため、システム管理者にとっては頭痛のタネとなっていました。しかしながらDatAnywhereの存在を知ったAMTIやそのほか多くの企業からは、DatAnywhereならクラウドファイル共有と同等の手軽さ・簡単さで従業員をひきつけながらも、システム管理者が求めるところの効率的で安全なコラボレーションを実現できるという声を頂くようになりました」と述べています。

ATMIのシステム管理部門は会社のデータを会社の管理の手が届かないクラウドサービスに預けることが深刻な脅威を引き起こし、情報漏洩の可能性に繋がることを理解していました。しかし多くの従業員は業務上でファイルの共有が必要な際には手軽で簡単だという理由でクラウドベースのファイル共有サービスの個人アカウントを使っていました。ATMIのIT 基盤担当ディレクターのPreston Butler氏は「DatAnywhereを導入したおかげで、従業員がファイル共有で利用・保存されるデータは既存のファイルシステムにあるため、我々システム管理部門は従業員が共有しているデータをきちんと管理できるようになりました」とコメントしています。

ATMIではファイル共有のソリューションであるDatAnywhereの導入のみならず、ファイルサーバのアクセス権管理に関するソリューションであるDatAdvantageも導入しています。ATMIではファイルサーバ内のフォルダへの不要になったアクセス権やアカウントを適切かつ労力を掛けずに整理したい、権限付与の現状がどのようになっているのか全体を可視化したい、従業員が誤って移動・削除してしまった重要なファイルの追跡やリストア時のシステム管理部門の作業負荷を減らしたい等の課題解決としてDatAdvantageを選びました。Butler氏は「Varonisのソリューションは我々の作業負荷を下げるだけでなく、セキュリティの観点からも十分有効に利用できることがわかりました。DatAdvantageでは簡単に監査証跡も確認できますし、従業員のファイルアクセスでの不審な動きにはアラート設定も可能です。そしてアクセス権の設定ミスやその管理のずさんさが無いか日々レビューし、安全なデータアクセス環境を構築するために非常に有効に活用できています」とも述べています。

DatAnywhereは2013年に米国で販売開始して以来、すでに200社以上の販売実績を誇っています。

なお、Varonis Systemsでは日本でのDatAnywhereの積極的な拡販活動を視野に入れての一次販売パートナー様を広く募集しています。

【Varonisについて】
Varonisはファイルサーバの権限管理の自動化・最適化を提供するソフトウェア開発会社でありそのリーディングカンパニーです。自動で権限状況のデータを取得、双方向で可視化し、分析・マッピングし、最適な権限環境の構築を可能にすることで、安心・安全かつ生産性が高いデータ利用環境の実現を目指しています。ファイルサーバには表計算、ワード、テキスト、プレゼンテーション、メールや動画など、日頃従業員によって作成される様々なファイルが保存されていますが、財務上の重要情報や知的財産に関わる情報など取り扱いに注意が必要なデータも含まれています。Varonisは権限管理を通してシステム管理者や従業員にファイルサーバ環境でのデータガバナンスやデータ保護の提供から、ファイル同期やモバイルでの情報共有、コラボレーションの実現まで、様々なソリューションをお届けします。
※ 本リリースに記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

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