2013/12/24 10:48
情報・通信
セキュリティ強化と利便性を両立
業務効率化と職員のワークライフバランス確保に不可欠な拡張性の高い基盤を構築
ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、長野県茅野市が、市内前13の小中学校の教職員用クライアントを仮想化するプロジェクトで、Citrix社XenAppの最新バージョンである「Citrix XenApp 6.5 Platinum Edition」を採用し、実稼働開始したことを発表します。
新しいシステムでは、自宅パソコンからの安全なアクセスを実現するために、SSL-VPNなどの機能を備えた仮想アプライアンス「Citrix NetScaler VPX」も導入しました。また、仮想化基盤には「VMware vSphere」を採用し、今後のユーザ増加やアプリケーション大型化への対応も可能にしました。
クライアント環境は、ユーザインターフェースが通常のWindowsパソコンと変わらないため、利用者である教職員の評価は高く、業務効率向上に貢献しています。また、市内の全校でフォルダを共有できる仕組みを構築し、学校間をまたいだ情報共有や意見交換などに活用されています。
今回のプロジェクトでは、Citrix、VMware製品に加えて、NetApp社のネットワークストレージも新たに導入しています。ネットワールドは、これらすべての製品に関して豊富な実績と経験を持つことから、技術支援をワンストップで提供し、そのサポート体制が高く評価されました。
尚、システムの提案・構築は、ネットワールドのパートナーであるエプソン販売株式会社(本社:東京都新宿区)の松本支店が行ないました。
◆ 導入の背景
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茅野市は、先進ICTの活用にも意欲的に取り組んでおり、2008年に、市内全13小中学校の教職員約350名が使用するクライアントPCを、ネットワールドが提供するCitrix社のアプリケーション仮想化ソリューション「Citrix XenApp」(当時の製品名は「Citrix Presentation Server」)でシンクライアント化しました。これにより、USBメモリや個人所有PCの持ち帰りに伴う情報漏えいなどの対策として、学校の重要な情報を安全に管理できるようになりました。また、業務処理のために遅くまで学校に残る必要がなくなり、教職員のワークライフバランスを確保する上でも効果を上げました。
そして今回、従来の利点を維持しつつ、使い勝手や利便性の向上により業務環境のさらなる改善を図るために、アプリケーション仮想化インフラの再構築に着手しました。
◆ 新しいシステムの概要
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今回新たに構築された環境では、Citrix XenAppの最新バージョンである「Citrix XenApp 6.5 Platinum Edition」を採用。自宅パソコンからの安全なアクセスを実現するために、SSL-VPNなどの機能を備えた仮想アプライアンス「Citrix NetScaler VPX」も導入しました。
5年前のシンクライアント導入時のインフラはリソース不足が生じていたため、今回、「VMware vSphere」による仮想化基盤上でCitrix XenAppを動作させることでスケーラビリティや安定性の向上を図り、今後のユーザ増加やアプリケーション大型化への対応も可能にしました。
また、ユーザの利便性を高めるために、従来の公開アプリケーション方式から公開デスクトップ方式へ移行し、各教職員がそれぞれ自分のデスクトップ環境を持てるようにしました。ユーザインターフェースが通常のWindowsパソコンと変わらないため、教職員からも分かりやすくなったと好評で、シンクライアントのUSBポートからのデータ取り込みも可能になりました。ちなみに、従来は業務アプリケーションの重要性に応じて2種類のIDを使い分けて運用していましたが、操作や管理が複雑だったため、今回から1つのIDでシステムを利用できる運用に変更したことで業務効率が向上しました。
さらに、市内の全校でフォルダを共有できる仕組みを構築し、学校間をまたいだ情報共有、交流や意見交換などに活用されています。
◆ 導入成果と今後の展開
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全小中学校に設置された端末の数は約500台にもなり、これらをすべて更新すると大変な費用が掛かりますが、Citrix XenAppは端末を入れ替えることなく最新の環境を提供可能なことから、コスト削減の面でも大きな効果を発揮しました。
さらに、使い勝手は通常のWindowsパソコンと変わらない上に、利用者へ事前に説明会を行ったこともあり、本番稼動後の問い合わせ件数は以前の1/3程度で、新しい環境への移行は非常にスムーズでした。
茅野市は、今後、地域教育を支える重要な基盤として、マルチメディアコンテンツやタブレット活用などの新たなニーズへの対応も含めて、今回構築したインフラを積極的に活用していく意向です。
※Citrix製品の情報は、以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/citrix/
※VMware製品の情報は、以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/vmware/
業務効率化と職員のワークライフバランス確保に不可欠な拡張性の高い基盤を構築
ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、長野県茅野市が、市内前13の小中学校の教職員用クライアントを仮想化するプロジェクトで、Citrix社XenAppの最新バージョンである「Citrix XenApp 6.5 Platinum Edition」を採用し、実稼働開始したことを発表します。
新しいシステムでは、自宅パソコンからの安全なアクセスを実現するために、SSL-VPNなどの機能を備えた仮想アプライアンス「Citrix NetScaler VPX」も導入しました。また、仮想化基盤には「VMware vSphere」を採用し、今後のユーザ増加やアプリケーション大型化への対応も可能にしました。
クライアント環境は、ユーザインターフェースが通常のWindowsパソコンと変わらないため、利用者である教職員の評価は高く、業務効率向上に貢献しています。また、市内の全校でフォルダを共有できる仕組みを構築し、学校間をまたいだ情報共有や意見交換などに活用されています。
今回のプロジェクトでは、Citrix、VMware製品に加えて、NetApp社のネットワークストレージも新たに導入しています。ネットワールドは、これらすべての製品に関して豊富な実績と経験を持つことから、技術支援をワンストップで提供し、そのサポート体制が高く評価されました。
尚、システムの提案・構築は、ネットワールドのパートナーであるエプソン販売株式会社(本社:東京都新宿区)の松本支店が行ないました。
◆ 導入の背景
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茅野市は、先進ICTの活用にも意欲的に取り組んでおり、2008年に、市内全13小中学校の教職員約350名が使用するクライアントPCを、ネットワールドが提供するCitrix社のアプリケーション仮想化ソリューション「Citrix XenApp」(当時の製品名は「Citrix Presentation Server」)でシンクライアント化しました。これにより、USBメモリや個人所有PCの持ち帰りに伴う情報漏えいなどの対策として、学校の重要な情報を安全に管理できるようになりました。また、業務処理のために遅くまで学校に残る必要がなくなり、教職員のワークライフバランスを確保する上でも効果を上げました。
そして今回、従来の利点を維持しつつ、使い勝手や利便性の向上により業務環境のさらなる改善を図るために、アプリケーション仮想化インフラの再構築に着手しました。
◆ 新しいシステムの概要
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今回新たに構築された環境では、Citrix XenAppの最新バージョンである「Citrix XenApp 6.5 Platinum Edition」を採用。自宅パソコンからの安全なアクセスを実現するために、SSL-VPNなどの機能を備えた仮想アプライアンス「Citrix NetScaler VPX」も導入しました。
5年前のシンクライアント導入時のインフラはリソース不足が生じていたため、今回、「VMware vSphere」による仮想化基盤上でCitrix XenAppを動作させることでスケーラビリティや安定性の向上を図り、今後のユーザ増加やアプリケーション大型化への対応も可能にしました。
また、ユーザの利便性を高めるために、従来の公開アプリケーション方式から公開デスクトップ方式へ移行し、各教職員がそれぞれ自分のデスクトップ環境を持てるようにしました。ユーザインターフェースが通常のWindowsパソコンと変わらないため、教職員からも分かりやすくなったと好評で、シンクライアントのUSBポートからのデータ取り込みも可能になりました。ちなみに、従来は業務アプリケーションの重要性に応じて2種類のIDを使い分けて運用していましたが、操作や管理が複雑だったため、今回から1つのIDでシステムを利用できる運用に変更したことで業務効率が向上しました。
さらに、市内の全校でフォルダを共有できる仕組みを構築し、学校間をまたいだ情報共有、交流や意見交換などに活用されています。
◆ 導入成果と今後の展開
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全小中学校に設置された端末の数は約500台にもなり、これらをすべて更新すると大変な費用が掛かりますが、Citrix XenAppは端末を入れ替えることなく最新の環境を提供可能なことから、コスト削減の面でも大きな効果を発揮しました。
さらに、使い勝手は通常のWindowsパソコンと変わらない上に、利用者へ事前に説明会を行ったこともあり、本番稼動後の問い合わせ件数は以前の1/3程度で、新しい環境への移行は非常にスムーズでした。
茅野市は、今後、地域教育を支える重要な基盤として、マルチメディアコンテンツやタブレット活用などの新たなニーズへの対応も含めて、今回構築したインフラを積極的に活用していく意向です。
※Citrix製品の情報は、以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/citrix/
※VMware製品の情報は、以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/vmware/