株式会社セブンラック(http://7luck.asia/ebook.php)は、
リアリズムの虚構を極めた作家としても名高い有島武郎の名作11作品を収録した
iPhone向け電子書籍アプリ『有島武郎 名作集』の「没後90年記念セール」を開催します
2013年6月4日(火)  ~2013年6月10日(月)  までの7日間限定で
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<書籍概要>

タイトル:『有島武郎  名作集』
カテゴリ:ブック
リリース:2013年1月9日(水)  
価格  :定価3,200円(特別価格85円)

◆リンク
・iPhone版 ⇒http://bit.ly/VckmVx

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武者小路実篤・志賀直哉らと共に活動し、リアリズムの虚構を極めた作家としても名高い有島武郎の
名作11作品を収録しています。

旧弊な社会に反発し、自らの情念に忠実に生きようとした気丈で才知溢れる女性の、
多感な性情と苦痛にみちた運命、その肉体と精神の相克を描き、
リアリズム文学の傑作と称される不朽の名篇「或る女」他。

それまでの日本の小説には無かった、主人公の近代性や内面の性格描写に優れ、
半世紀程も世代が違う現代作家達からも、いまなお尊敬されて続けている有島武郎作品をご堪能下さい。


◆もくじ

・一房の葡萄

・小さき者へ

・カインの末裔

・或る女 前編

・或る女 後編

・星座

・生れ出る悩み

・潮霧

・クララの出家

・かんかん虫

・燕と王子

・真夏の夢



【一房の葡萄】
衝動的に盗みを犯し、良心の呵責に苛まれ る内気な少年と、若い女性教師の包容力に溢れる姿 を描いた作品。

【小さき者へ 】
病死した最愛の妻が残した小さき子らに、歴史の未来をたくそうとする慈愛に満ちた作品。

【カインの末裔】
農夫、仁右衛門を主人公として、無知故に罪を犯す主人公の生き様を描いた作品である。

【或る女】
長編小説。前後編2冊。個性を抑圧する社会道徳に反抗し、不羈奔放に生き通そうとして、むなしく敗れた一人の女性の激情と運命を描きつくした、
リアリズム文学の最高傑作のひとつ。

【星座】
札幌農学校を舞台に繰り広げられる青春の物語。著者自身の同校での体験をもとに描かれた作品と言われている。未完の長編作品である。

【生れ出る悩み】
北海道・岩内町に生まれた漁夫画家・木田金次郎をモデルに
青年画家を通じて主題につかみかかる芸術的情熱、その苦悩と歓喜を語った作品。

【潮霧】
大正5年の作品。

【クララの出家】
聖処女としてキリストに嫁ぐにあたっての心の葛藤を描いた作品。

【かんかん虫】
ロシアを舞台にした作品。「かんかん虫」とは〔虫のようにへばりついてハンマーでたたくところから〕艦船・タンク・ボイラー・煙突などのさび落としをする工員の俗称。

【燕と王子】
オスカー・ワイルドの「幸福な王子(The Happy Prince)」を翻訳した作品。

【真夏の夢】
ストリンドベリ アウグストの翻訳作品。


◆著者情報
有島 武郎 (ありしま たけお)

1878~1923 (明治11年.大正12年)
【小説家】 白樺派の代表的作家。「惜しみなく愛は奪う」の名言を残して、自らも人妻と心中。
大正期の小説家。東京都出身。札幌農学校卒。
農学校では内村鑑三の感化でキリスト教に入信。
卒業後アメリカに留学した後、ヨーロッパ巡歴をへて帰国。
母校の英語教師を1915年(大正4)まで務めた後上京した。
白樺派の創立に参画し、16年妻と父親が死去すると本格的作家活動に入った。
社会主義に共鳴し、北海道の有島農場を小作人へ解放した。
最晩年は虚無的となり、人妻の婦人記者波多野秋子と軽井沢で心中。
代表作「カインの末裔」「生れ出づる悩み」「或る女」「惜みなく愛は奪ふ」。


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